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  1. 長野市議会 1993-03-01
    03月03日-01号


    取得元: 長野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    平成 5年  3月 定例会平成五年三月三日(水曜日) 出席議員(四十二名)  第一番      滝沢勇助君       第二十四番    原田誠之君  第二番      田中健君        第二十五番    宮崎利幸君  第三番      三井経光君       第二十六番    伊藤邦広君  第四番      根岸元宏君       第二十七番    市川昇君  第五番      平瀬忠義君       第二十八番    伝田勝久君  第六番      小山岑晴君       第二十九番    甲田孝雄君  第七番      山本和男君       第三十番     近藤秀勝君  第八番      若林佐一郎君      第三十一番    越野要君  第九番      青木誠君        第三十二番    加藤一雄君  第十番      金井六郎君       第三十三番    村田武君  第十一番     酒井美明君       第三十四番    小山章夫君  第十二番     鈴木清君        第三十五番    今井寿一郎君  第十三番     北野隆雅君       第三十六番    高川秀雄君  第十四番     町田伍一郎君      第三十七番    入山路子君  第十五番     轟正満君        第三十八番    堀井佑二君  第十七番     伊藤治通君       第三十九番    大井友夫君  第十九番     小池例君        第四十番     竹内久幸君  第二十番     藤沢敏明君       第四十一番    内山国男君  第二十一番    笠原十兵衛君      第四十二番    和田伴義君  第二十二番    戸谷春実君       第四十三番    宮崎一君  第二十三番    野々村博美君      第四十四番    松木茂盛君 欠席議員(なし) 欠員(二名)  第十六番  第十八番 説明のため会議に出席した理事者       環境部長     北村俊美君  市長       塚田佐君        農林部長     新井誠君  助役       山岸勲君        商工部長     寺沢和男君  収入役      久保田隆次君      建設部長     宮沢信雄君  教育長      奥村秀雄君       都市開発部長   宮沢実君  公営企業管理者  内田将夫君       オリンピック  監査委員     宮嵜嘉津夫君      局長       山口純一君  建設部建設技監              職員研修所長   伊原教昭君  兼都市開発部               市街地整備    北島良一君  建設技監兼    高野義武君       事務局長  オリンピック局              水道部長     徳武久央君  建設技監                 下水道部長    長田威君  総務部長     増田禮三君       消防局長     楠正勅君  企画調整部長   徳永治雄君       教育次長     小林丈志君  財政部長     尾畑敏隆君       教育次長     滝澤忠男君  生活部長     小島武彦君  福祉部長     藤本廣美君職務のため会議に出席した事務局職員  事務局長     吉沢隆幸君  事務局次長    高橋進君  兼総務課長  議事課長     江守毅行君  議事課主幹  兼課長補佐    鈴木隆利君  議事係長     北原昇君  主事       小川一彦君  主事       野中敬一君  総務課長補佐   荒井芳明君  調査係長     伝田彰雄君  主査       久保田高文君  主事       桜井篤君      議事日程一 会期の決定一 会議録署名議員の指名一 諸般の報告一 議案第四号から議案第六十五号まで一括上程、理事者説明一 報告第一号及び報告第二号理事者報告一 議案質疑一 委員会付託一 委員長報告一 委員長報告に対する質疑、討論、採決   午前 十時 二分 開会 ○議長(高川秀雄君) ただ今のところ、本日の出席議員数は四十一名であります。よって、会議の定足数に達しておりますので、これより平成五年三月長野市議会定例会を開会いたします。   午前 十時 三分 開議 ○議長(高川秀雄君) 本日の会議を開きます。 会期の決定を議題といたします。 本定例会の会期につきましては、議会運営委員会の意見を徴しました結果、本日から三月二十二日までの二十一日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(高川秀雄君) 三十五番今井君 ◆三十五番(今井寿一郎君) 議事進行に関しまして、議長あて要望いたします。 ただ今、議長から今会期のスケジュールについてお話がありましたが、それについて次の三点につき要望を申し上げたい。 その一は、会期中に割り当てられた議員の質問時間についてであります。 私の今会期での一般質問時間は二十二分ということであるが、これは御承知のとおり理事者側の答弁が含まれるとのことであります。私は、かねてから一議員の基礎的質問時間が全国市議会においてその例を見ないほど短時間であることについて、再々これの延長、少なくともネット三十分ないし最低二十分を要望してきたが、いまだに議会内で了解が得られていないのであります。これは、本来言論の府たる議会として内外にその不見識を問われても仕方がなく、また、既に問われているのでありますが、極めて遺憾なことであります。 しかし、それは別途再検討のことといたしまして、今議会では、前述のとおり何はともあれ議員割当ての質問時間から理事者答弁を除き、ネットすなわち正味の質問時間としていただきたいのであります。これが要望の第一であります。 次にその二として、質問時間の厳格な管理であります。 これも周知のとおり、本議会では発言中の時間管理が極めてずさんであります。第一に、時間制限をしておきながら発言者すなわち質問者及び答弁者の登壇・降壇の所要時間まで制限時間に組み込んでおります。見ていると一分近くかかることもあります。登降壇の間は当然に持ち時間を停止させるべきであります。 最後に、以上のことに関連いたしまして、理事者の答弁中往々にして時間切れとなった場合、今度は逆に時間切れと同時に答弁打切りとなり、降壇する場合が見られることであります。 これはいかにも不自然であり、議会としてむしろ完全なる答弁を望まないがごとくにも推測され、昨今は議会そのものの大きなイメージダウンとなっていることは知る人ぞ知るところであります。こうした場合は、よろしく議長の職権において多少の時間経過はあっても完結的な答弁をさせるよう御配慮いただきたいのであります。 もっとも本件は、答弁自体を質問時間から外せば初めから問題にならないことであります。 以上につきましては、これまでの議運においていかなる申合せがなされていようとも、議運のメンバーでない私の関知しないところであり、したがって、本席において議長に要望した次第であります。 以上 ○議長(高川秀雄君) 今井議員に申し上げます。 あなたの御提言については再三協議をしておりますし、最近も各会派に要望の趣旨をコピーを渡し御審議をいただいた結果を二月八日の議会運営委員会で十分論議をしたわけであります。その結果については、あなたに御報告をしてございます。 いろいろ御要望があるかと思いますが、本日の会議は過日の議会運営委員会の意見を徴してやるわけでございますので、その線に沿って進めさせていただきます。 御要望は御要望として、私は議長の立場で受け止めました。よろしいですね。   (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(高川秀雄君) よって、会期は二十一日間と決定いたしました。 なお、会期中の会議予定については、お手元に配布の日程により行いたいと思いますので、御了承をお願いいたします。 次に、会議録署名議員の指名を行います。二十二番戸谷春実君、二十三番野々村博美君の両君を指名いたします。 この際、諸般の報告をいたします。 市議会に対し陳情書の提出がありますので、お手元に配布の文書表により御報告申し上げます。 次に、平成四年十二月市議会定例会において採択された請願のうち、市長に送付したものについて処理経過及び結果の報告がありましたので、お手元に配布いたしておきましたから、御了承をお願いいたします。 次に、監査委員から平成四年十二月分及び平成五年一月分の一般会計、特別会計、公営企業会計例月現金出納検査結果について、議長の手元に報告書がまいっておりますので、御報告いたします。 次に、去る一月二十八日飯田市で開催の長野県市議会議長会第百九回定期総会において、長野市議会議長が会長に選任されましたので、御報告いたします。 次に、去る二月十九日東京都で開催の全国高速自動車道通過市議会協議会第十九回定期総会において、長野市議会議長が会長に再任されましたので、御報告いたします。 以上で諸般の報告を終わります。 続いて議事に入ります。 議案第四号から議案第六十五号まで、以上六十二件一括議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 市長塚田君   (市長 塚田佐君 登壇) ◎市長(塚田佐君) 本日、ここに平成五年三月定例市議会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはおそろいで御出席をいただき、厚く感謝を申し上げます。 平成五年度の予算案並びに議案の説明に先立ちまして、市政運営の基本方針及び当面いたします市政の課題について申し述べ、議員の皆様をはじめ市民の皆様の深い御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。 初めに、市政運営に臨みます所信につきまして申し上げます。 私が市民の皆様の信任におこたえして、二期目の市政を担当して以来、三年三か月余りが経過いたしました。この間、私の市政運営に対しましてお寄せいただきました、議員の皆様初め市民の皆様の温かい御支援・御協力に対し、心から厚くお礼申し上げます。 さて、ベルリンの壁の崩壊に始まる世界情勢は、冷戦構造を崩し、新しい秩序の編成過程にあります。 冷戦後の世界では、イデオロギーの対立に代わって、民族・国境をめぐる政治的紛糾、経済をめぐる利害の衝突、そして地球規模での環境問題等に対しまして、国際的協調による強力な対応が求められております。 年明けには、米国とロシアの大統領により、画期的な内容を含んだ戦略兵器削減条約が調印され、軍縮についての永年の人類の夢が実現に向け大きな一歩を踏み出すなど世界の動きは刻々と変化しております。 我が国は、様々な努力を積み重ね、経済規模は世界でも有数なものとなり、経済力は世界のほぼ十五%を占めるようになりました。今後、国際社会における新たな秩序の確立を目指し、地球的規模の視点から国際調和を推進する必要があります。これまでの生産重視の経済構造や行動などを生活重視、資源リサイクルの積極的な促進を図る環境保全型へつくりかえ、更に、国際協調型経済構造への変革、自由貿易体制の維持などの方策を通じて、調和のある対外関係の形成に積極的に貢献する必要があります。 さて、冬季オリンピックに備えまして、施設の建設など準備が本格化いたします本市の躍進の年に当たりまして、我が国の経済は個人消費の停滞や設備投資の減少などにより低迷しておりますが、政府においては、新しい経済計画であります「生活大国五か年計画」に沿いまして、内需を中心とするインフレなき持続可能な成長への円滑な移行を図るとともに、「生活大国」の実現に向け、国民一人一人が豊かさとゆとりを日々の生活の中で実感できるよう、国民生活の質の向上に重点を置いた施策の推進を図るとしております。 地域の個性的な発想を重視する地方の時代にあっては、その実情に合った施策を、自主的に決定し実行することが必要であります。東京一極集中の是正とともに地方分権を推進し、地域社会の活性化を図るため、国や地方はそれぞれの立場で努力しております。全国市長会総会での決議や、地方制度の改善策を検討しております地方制度調査会・小委員会から、地方の事務権限を強化し、住民の身近で行政を行うことができる、政令指定都市に準ずる中核都市の構想が公表されるなど、財源・権限を強化して地方自治を充実する方針が示されております。今後実現に努力をしてまいりたいと存じます。 このような中にあって、私は、初心を大事に、市民の皆様お一人お一人の幸せを願い、自然・伝統・文化など地域の特色を生かすとともに、平和と民主主義を守り、「住んで幸せ」「語って誇れる」希望に満ちた、ゆとりと潤いのある豊かで生活しやすい都市づくりを積極的に推進いたしたいと考えております。 行財政運営に当たりましては、市民の皆様の声なき声に謙虚に耳を傾け、公平な市政の実現を図るとともに、私をはじめ全職員、「熟慮」「決断」「実行」の姿勢を堅持いたしまして、躍進する市政を展開し、三十五万市民の皆様の期待と信頼にこたえてまいる決意であります。 我が長野市は、一九九八年冬季オリンピックを、「二十一世紀へのかけ橋となるスポーツの祭典」と位置付け、新しい時代にふさわしい英知を生かし、自然環境に調和した、平和でより良い、将来のモデルとなるオリンピックの実現を目指しております。また、オリンピックの開催と長野市政を一体のものと考えて、まちづくりを進めております。長野市政の発展があってこそオリンピックが成功いたし、オリンピックを成功させることが長野市の飛躍につながると考えています。オリンピック開催は、二十一世紀の長野市に有形・無形の貴重な価値をはぐくむ、世紀の大事業と考えております。 冬季オリンピック施設文化コンベンション施設など関連公共施設は、大会のメモリアル、スポーツ育成及び都市発展の拠点として各施設を有機的に結び付け、有効に利用できるよう、財政の健全性に配慮しつつ計画し実施してまいります。 また、オリンピック開催に備え、平成九年秋の開通を目指す北陸新幹線や、この三月二十五日に供用開始となります高速道など、高速交通網の整備は着実に進ちょくしております。 さらに、身近な生活道路網の整備、環境保全のため市民の皆様の関心の高いごみ減量・再資源化の推進、そして快適な住み良い環境づくりに欠くことのできない下水道の整備は、まちづくりアンケートにおいて特に要望の強い事業でありまして、これらを積極的に促進いたします。 二十一世紀に向けて、世界でも類を見ない速さで高齢化が進行しております。老人福祉サービスなど福祉の充実に努め、高齢者の立場に立った保健と福祉の施策を総合的に実施する「老人保健福祉計画」を策定いたします。 健康づくりの拠点となります市民病院の建設を積極的に推進いたします。 二十一世紀を担う児童・生徒の学校教育の充実、青少年の健全育成及び人生八十年代の生涯学習の充実に努めます。 本市の四十三万人都市づくりにつきましては、本格的高齢化社会の到来、高速交通網の整備、冬季オリンピックの開催など、社会情勢が大きく変わってまいりましたので、これまでの成果を踏まえ、「第二次長野市総合計画」として補正し、長野北新都市開発や長野駅東口地域の整備など、市民の皆様の総参加による個性ある都市づくりを一層推進してまいります。 このようにバランスのとれた住み良い都市を実現するため、 一 世界にはばたく国際平和都市 二 高速交通網と都市基盤の整備で築く近代都市 三 市民生活を重視し、潤いと安らぎの環境都市 四 生きがいと思いやりに満ちた人間尊重の健康福祉都市 五 芸術やスポーツを振興し、人間性を磨く教育文化都市 六 産業経済の活性化で躍進する広域拠点都市 以上、私の公約であります都市づくりの基本理念を基調に、市民福祉増進のため全力で努力し、市民の皆様の信頼にこたえてまいりたいと考えております。 次に、本市の当面いたします重要課題について申し上げます。 初めに、長野市総合計画について申し上げます。 冬季オリンピックの開催や高速交通網の整備が進展するなど、社会情勢の大きな変化による総合計画の見直しにつきましては、お願いしておりました長野市総合計画審議会の委員の皆様の御熱心な審議により、去る二月一日答申をいただきました。 本市の新たな都市像を「世界が集い未来へ躍進する五輪都市」と位置付け、二十一世紀初頭を目標とした基本構想でありまして、都市整備や福祉・健康・環境・生活・教育・産業など、これまでの施策の成果の上に立った、希望と活気に満ちた計画的なまちづくりの指針を示しております。 この答申に基づきまして、今議会に本市の総合計画基本構想の補正をお願いしてあります。 今後、補正されます総合計画によりまして、新しい長野市の都市像の形成を図るとともに、国際化時代における、本市の持つ豊かな資源を生かした独自の魅力づくりを積極的に推進いたしまして、二十一世紀の理想の都市を築いてまいります。 計画の遂行に当たりましては、創意と工夫、さわやかさと若々しい発想、意欲と情熱を持って、力強く着実に推進してまいります。 次に、長野冬季オリンピック競技大会の開催準備について申し上げます。 平成五年度は、既に発注いたしましたアイスホッケーA会場に引き続き、施設等の建設に着手する重要な年であります。 市内に建設いたします競技施設につきましては、平成五年度の政府予算案にスピードスケート会場ボブスレー・リュージュ会場アイスホッケーA会場フィギュアスケート会場整備のため総額六十六億一千五百万円の予算が計上されるなど、政府の積極的な配慮をいただいております。 ボブスレー・リュージュ会場や開閉会式場を予定しております南長野運動公園などの用地につきましては、関係地権者の御同意をいただいておりますが、用地の未買収部分につきましては、関係の皆様の御理解と御協力を得られますようなお一層努めまして、施設の設計・建設を進めてまいります。 オリンピックボランティアにつきましては、市内外に大きな関心を呼びまして、一千三百八名の皆様の登録をいただき、昨年十二月六日には、ボランティア登録者を対象とした初めての全体研修会を開催しました。現在、後期の募集をしておりますが、今後年に二回の定期的な募集をいたしまして、最終的には一万人ぐらいの皆様の御協力をいただく予定であり、申し込まれた皆様には各分野の研修を積み重ねていただき、大会に向けた準備を進めてまいります。 来年の二月には、ノルウェー・リレハンメル市におきまして第十七回冬季オリンピックが開催されます。 本市は、次期開催都市としての栄誉を与えられておりますので、オリンピック旗を引き継ぐ重要な役割があり、いよいよオリンピックの開催が現実となってまいります。開催都市として、スポーツを通じて友好と相互理解を深め、より良く、より平和な世界の建設に貢献し、国際親善の創造と発展に寄与してまいりたいと考えております。 次に、高速交通網の整備について申し上げます。 高速道につきましては、昭和四十六年に長野市までの基本計画が決定され、以来二十一年余りに及ぶ長い間、地権者の皆様はじめ関係する各界の皆様の並々ならぬ御協力と御支援によりまして、三月十四日には開通を祝う記念イベントを開催する運びとなりました。 御尽力をいただきました関係の皆様に、心から感謝を申し上げる次第であります。 お陰様で、長野自動車道は全線開通となりますが、上信越自動車道につきましては佐久以北が建設中でありまして、この促進を図るとともに、暫定二車線区間の早期解消に一層努めてまいります。 開通に伴いまして、インターチェンジ周辺トラックターミナルの建設や新規企業の進出を誘導する工業団地の造成など地域経済の振興に寄与するよう努め、観光面においては、高速道の開通により観光行動の広域化がもたらされますので、魅力と個性を備えた観光基地になりますよう、市内のサービス産業コンベンション産業との連携を強化し、観光振興を図ってまいります。 北陸新幹線につきましては、高崎・長野間が平成九年秋に開通するよう建設を進めております。建設主体であります日本鉄道建設公団では、目標年次の開業を目指し、本社内に「北陸新幹線高崎長野間建設推進本部」を設置し、公団と現地の連結を強化することにより、公団が一丸となった建設を推進する体制をとっております。 平成五年度の建設予算につきましては、整備新幹線の総事業費を前年度の予算の四十八%増の一千五百九十一億円が計上され、そのうち高崎・長野間に八十%に相当する一千二百七十四億円が重点配分され、財政的にも明るい見通しであります。 軽井沢・長野間の建設に伴う、並行在来線の第三セクター化につきましては、県知事と沿線市町村長などにより構成されます「長野県第三セクター鉄道検討協議会」を設置いたしまして、調査研究を重ねてまいりました。平成五年度には、県を中心といたしまして「第三セクター設立準備事務局」が設置され、旅客人員の調査分析・需要予測・収支計画・必要施設などとともに、通勤・通学に欠かすことのできない在来線の在り方や篠ノ井・長野間の乗り入れなどが検討され、北陸新幹線開業と同時に運行される予定であります。 新幹線建設の本市の現況につきましては、関係いたします十二の地区と設計協議や用地協議を重ね、関係する地域の皆様の御意見を反映したきめ細かな対応に努め、早期完成に全力を尽くしてまいります。 次に、高齢化社会への対応と福祉について申し上げます。 我が国の高齢化は、世界でも類を見ない速さで進行しております。都道府県別平均寿命によりますと、長野県の男性は七十七・四四歳で全国トップとなり、女性も八十二・七一歳で四位となっております。 このような状況の中で、一人一人が健康で、しかも役割と生きがいを持って、生き生きと生涯を送ることのできる長寿社会を築くことが重要な課題であります。 国においては、高齢化社会が進展していく中で、高齢者保健福祉推進十か年戦略、いわゆるゴールドプランを策定し、在宅福祉対策施設福祉対策と合わせ、高齢者の生きがいと健康対策を積極的に進めております。また、高齢者の立場に立って、保健と福祉のサービスを総合的に提供する観点から、市町村に老人保健福祉計画策定の義務付けをいたしました。 このため、老人保健福祉サービスの実施目標や施設の整備目標、そして、高齢者の社会参加や生きがいと健康づくりなどを盛り込んだ「長野市老人保健福祉計画」をこの三月に策定いたしまして、高齢者が住みやすい福祉のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。 氷鉋地区で建設を進めております総合福祉センターは、デイサービスセンターと老人憩の家の機能を併せ持つ複合施設でありまして、地域の福祉活動の拠点施設として、在宅福祉や健康講座・教養講座など多方面にわたり活用ができるものであります。 また、保健・福祉・医療の中核施設となります市民病院の建設につきましては、昨年の十二月に起工式が挙行され建設が具体化されました。親しみがあり、安心感の持てる、温かい病院を目指すとともに、多様化いたします医療事情に即応し、高度医療が提供できる病院にいたしたいと考えております。 市民病院の利用につきましては、公共交通機関によります交通網を整備いたしまして、利用しやすいようにすることが必要であります。高齢者も不自由なく通院できますよう関係の皆様と十分協議し、平成七年春の開院に備えたいと考えております。 さらに、市民病院に隣接して、地域に密着した総合的な健康づくりの拠点となります東部保健センターの建設に着手し、引き続き障害者の自立更生や社会参加に結び付きます福祉施設の整備を推進してまいります。 同和対策事業につきましては、地域改善を積極的に推進するとともに、差別的偏見を根絶し、差別のない明るい社会の実現を目指し、部落解放基本法の制定に向けて精力的に取り組んでまいります。 次に、教育の充実について申し上げます。 市立小中学校の学校規模の適正化につきましては、第二次長野市立小中学校通学区域等改善研究委員会での調査研究に基づく提言を基に推進しておりまして、昨年四月に更北中学校の過大規模を解消するため、犀南地区に中学校を新設するよう中間報告が提言されております。このため、教育委員会での検討結果を踏まえ、生徒の健全な人格や豊かな情操の育成にふさわしい環境であります稲里町田牧地籍に、平成七年の開校を目指し中学校を建設してまいります。 これによりまして、平成三年に開校いたしました犀陵中学校、平成四年の緑ケ丘小学校、そしてこの四月に開校いたします三本柳小学校と、三年連続して教育環境の整備を図ってまいりましたが、更に学校の建設を推進いたしまして、次代を担う児童生徒の教育の向上に努めてまいります。 過小規模校につきましては、この三月末に提言される予定の通学区域等改善研究委員会での研究結果と教育委員会の検討を待って、必要な措置をしてまいります。 「いつでも」「どこでも」「だれでも」が行うことのできる生涯学習の充実のため、支援体制の整備が必要であります。日常生活において、身近な学習施設であります公民館を整備充実し、生涯学習を推進する中核施設として位置付け、更に、他の施設との連携による学習環境の充実を図ってまいります。 次に、ごみ減量・再資源化の推進について申し上げます。 ごみ問題は、地球全体の環境にかかわる重要な課題であります。ごみを単なる廃棄物とするのではなく、貴重な資源とするリサイクル型の都市づくりが必要であります。 昨年十一月から抜本的な対策を探るため、古牧と若槻地区をモデル地区に指定いたしまして、新たなごみの分別や収集方法によるごみの減量と再資源化の試行を行っております。地域の皆様の積極的な御協力をいただきまして、一定の成果を得ておりますが、この経験を踏まえまして、平成五年度には、更に七つのモデル地区を拡大いたしまして、より実効性のあるものにしてまいります。 ごみの分別に関連いたします現在のプレス工場及び資源回収工場が老朽化してまいりましたので、ごみの資源化と再利用を推進する施設として、粗大ごみの処理や資源物の選別設備と再生可能な耐久消費財の修理を行い、再生品の展示もできる廃棄物再生利用施設、いわゆる「リサイクルプラザ」を平成五年度から三か年計画で建設してまいります。 市民の皆様の御協力を得て、ごみの発生を抑制し、不用になったものをリサイクルし、再資源化するリサイクル社会の定着を強力に推進してまいります。 次に、都市基盤整備について申し上げます。 住み良い近代的な都市として、道路・公園の建設や土地区画整理事業など都市基盤の整備は重要な課題であります。 高速自動車道・国道・県道及び市道幹線道路の交通ネットワークの形成を促進するとともに、市街地における交通の円滑化、駐車場案内システムの事業化、各地域の生活関連道路や橋りょうの新設改良など積極的に推進し、都市機能の高度化を図ってまいります。 健全な秩序ある市街地の形成を目指す都市計画区域の市街化区域及び市街化調整区域の見直し、いわゆる線引きの見直しにつきましては、平成五年六月の決定に向けて事務を進めております。農業との調和を図り、健康で文化的な都市生活が確保され、土地の合理的な利用ができますよう調整いたしまして、計画決定する予定であります。 本市の恵まれた自然と文化を守り、風格と魅力のある景観をつくり出し、潤いのある美しいまちに守り育て、これを後世に引き継いでいくことは、私たちに課せられた使命であります。 景観の形成を総合的・計画的に進めるため、景観形成を重点的に推進する地区や景観の形成に重要な価値がある建築物の調査をいたしまして、愛着と誇りの持てる住み良いまちづくりを目指します。 安全で魅力ある地域づくりとして、長野駅東口の土地区画整理事業は、緊急かつ重要な事業であります。地域の皆様と十分な話合いを重ね、事業の推進を図ってまいります。その他既成市街地の再開発事業につきましても、新しい時代を展望した安全で便利で快適な環境形成のため推進してまいります。 潤いと安らぎを与える公園につきましては、南長野運動公園オリンピック関連施設であります多目的競技場の実施設計を行うなど、市民の皆様の憩いの場として計画的に整備を進めます。更に、親水性豊かな河川敷広場や河川堤防を活用する桜つつみ公園の整備など、自然と調和した水と緑の良好な景観形成に努めます。 次に、全戸水洗化について申し上げます。 快適な生活の確保と河川・水路の汚染を防止する下水道の整備は、生活環境の保全に必要な緊急かつ重要な事業であります。 公共下水道・流域関連公共下水道・特定環境保全公共下水道事業の推進とともに、農業集落排水事業や合併処理浄化槽の設置を積極的に進めてまいります。 また、管網が整備された地域には、水洗化の普及を強力に推進いたしまして、なるべく早く下水道普及率を五十%以上にする目標であり、今後も全戸水洗化を目指し計画的な事業の促進を図ってまいります。 長野北新都市開発整備事業について申し上げます。 四十三万人都市を目指します本市にとりまして、暮らしやすい魅力と風格を備えた新しい都市づくりが必要であります。本市と豊野町にまたがる自然に恵まれた丘陵地に、住宅や産業用地を併せ持つ「産」「学」「住」の複合的な新都市を整備してまいります。計画人口をおよそ一万人と設定いたしまして、面積は約三百ヘクタールを想定しております。既に事業主体となります地域振興整備公団により基本調査がされておりますが、来年度は事業計画調査のほか、地形測量・環境予測・地質調査も行われる予定であります。 この事業を推進するには、解決を要する課題が数多くあり、また、計画も十五年という長い期間を要するものであります。地権者初め関係の皆様の御協力を得て、積極的に促進を図ってまいります。 次に、国の平成五年度予算案について申し上げます。 一般会計の規模は、平成四年度の当初予算に比較いたしまして、〇・二%増の七十二兆三千五百四十八億円と六年ぶりの緊縮型となっております。 歳入では、税収が十年ぶりに前年度当初予算を一・九%下回っており、建設国債は当初予算としては過去最高の十一・七%増となっております。 一方、歳出におきましては、景気浮揚と生活大国づくりに重点配分いたしまして、公共事業費は四・八%増になっております。 政府予算は、強まる不況感と税収不足に対応するため、経常経費を圧縮し、公共事業に重点配分した景気と国民生活の質の向上に配慮したのが特徴であります。 次に、平成五年度の地方財政計画につきましては、収支の規模を平成四年度に比べ二・八%増としております。 景気対策として、活力ある地域づくり、社会資本の整備、高齢化社会への対応など重要な政策課題を推進する上で、地方団体が占める大きな役割を強調いたしまして、投資的な地方単独事業の積極的な取組を求めておりますが、財源面では地方税など一般財源の伸びが期待できないので、特に地方債の積極活用と基金の積極的な取崩しを要請しております。 歳入のうち、地方税は一・六%の増、うち道府県税は四・二%の減、市町村税は六・四%の増を見込んでおります。このうち市町村民税については、法人税割は減、所得割は増で、固定資産税は増であります。地方交付税は一・六%の減でありますが、平成四年度の臨時財政特例債償還基金を除いた場合は五・二%の増であります。地方債は、景気に配慮をしつつ、ふるさとづくりなど地域振興を計画的に推進するよう二十一・一%の増となっております。 歳出では、公共投資における地方公共団体の役割が増大し、景気対策という観点からも事業量を十分確保するよう投資的経費が九・五%の増で、このうち地方単独分は、地方債を活用しつつ、生活の質の向上に向け社会資本の整備を積極的に推進するよう、十二%の高い伸びを示した計画となっております。 次に、長野市の平成五年度一般会計予算案等について申し上げます。 予算案の総額は、歳入歳出それぞれ一千三百七十五億七千万円でありまして、平成四年度と比較し四十・八%の増となります。昭和四十二年度を除いて、合併後の本市始まって以来、最大の上げ幅の積極的大型予算であります。 まず、歳入について申し上げます。 市税のうち法人市民税につきましては、景気の低迷による影響により、対前年度比八・三%の減が予想されます。個人市民税に重点を置く本市にとりましては、税目ごとに若干の差異はありますが、総じて堅調に推移し、市税全体では六・五%増の伸びを見込んでおります。 繰入金につきましては、用地購入のため土地開発基金を、市民病院建設が本格化いたしますので市民病院建設基金を、更に、減債基金などを取崩し充当いたします。 市債につきましては、このうち八十一・九%は、元利償還金について財政力に応じ、その一定割合が基準財政需要額に算入される地域総合整備事業債等、財源措置のある市債でありまして、いわゆる良質な起債を極力活用いたしまして、社会資本の整備を図るものであります。 一方、歳出につきましては、オリンピック関連施設をはじめ市民病院の建設、都市基盤の整備など市民福祉の向上を目指した大型プロジェクトと、教育・在宅福祉・女性対策・環境整備・交通安全など市民生活にきめ細かに配慮した、二十一世紀へ向けて躍進する総合的・積極的な予算を編成したところであります。このうちオリンピック施設費は百九十四億円余でありまして、この経費を除きますと、対前年度比二十・九%の伸びとなっております。 また、一般会計性質別予算では、人件費等義務的経費を今年度に比較して五・三%増に抑え、更に経常経費を極力圧縮し、健全な財政運営ができるよう努めております。特に歳出全体に占める義務的経費の構成割合は、二十四・二%と今年度に比較して八・二ポイント切り詰め、投資的経費は四十九・四%と十三・六ポイントの増といたし、社会資本の整備を積極的に図っております。 普通建設事業費は、今年度に比較して九十四・五%の大幅な増であります。内訳として、補助事業費がオリンピック施設や道路新設改良費等で百五十四・四%の伸びとなり、単独事業費は公園や氷鉋総合福祉センター建設費等で六十一・七%の増となっております。 特別会計は、公共料金等集合支払特別会計を除き、葬儀公営特別会計のほか六会計で、三百二十三億六千四百二十万円で七・六%の増、企業会計は、都市開発事業会計ほか四会計で、四百十億八千二百十万円で十六・九%の増であります。 一般会計、特別会計及び企業会計を合わせた予算案の合計は二千百十億一千六百三十万円となり今年度と比較して二十九・五%の増となりました。 次に、主な施策の概要につきまして、順次御説明申し上げます。 第一に、健やかで生きがいのあるまちづくりであります。 市民一人一人が毎日を健康で潤いのある生活を送ることができる、思いやりに満ちたまちづくりに努めてまいります。 高齢化が進む社会で、年々増加の傾向にあります、がん・心臓病・脳卒中の三大成人病対策として、市民健康診査や成人病検診を充実し、健康の増進・各種疾病予防と早期発見・早期治療による保健医療施策を重点に、健康づくり推進事業の一層の充実を図ってまいります。 さらに、エイズ予防対策として、新たに、正しい知識の理解を深めるよう広報活動・講演会等啓もう活動に努めてまいります。 また、機能訓練施設への通所費補助の充実と精神障害者の社会復帰対策事業を推進し、在宅寝たきり者には、歯科医師・歯科衛生士による歯科検診や看護婦による保健指導に加え、新年度から栄養士による栄養指導を取り入れ、訪問指導の充実を図ってまいります。 在宅福祉サービスの基盤を充実するための、ふれあい長寿社会福祉基金の積立を行ってまいります。また、ボランティアの在宅福祉活動を推進する拠点となる(仮称)「ふれあい福祉センター」の建設に着手し、更に、地域福祉活動を市民と行政とが一体となって進める「ふれあいのまちづくり事業」を積極的に推進して、思いやりのあるまちづくりを図ってまいります。 乳幼児医療費給付事業につきましては、次代の担い手であります乳幼児が安心して医療を受けられる体制づくりが重要であります。新たに、ゼロ歳児の医療費の無料化を図り、事業の充実をしてまいります。 高齢者対策につきましては、寝たきりのお年寄り等から要望の多い入浴サービスに対して、利用しやすいよう対象者枠の拡大を図り、ホームヘルパーの派遣・ショートステイ事業・デイサービス事業等在宅福祉サービスの充実と、家庭介護者の労に報いるために本年度に引き続き介護料の引上げを図ってまいります。更に、平成五年度には、新たに総合福祉センターの建設計画に着手し、老人福祉の充実に一層取り組んでまいります。 新たに、独り暮らし老人・心身障害者等で食事の調理が困難な人に対して、配食サービス事業の導入について検討をしてまいります。 障害福祉対策といたしまして、障害者の社会参加を促進するための福祉タクシー事業の充実や、重度心身障害児福祉年金及び在宅障害者の介護料の引上げを図ります。 障害者や高齢者等が住みやすい社会環境の整備を進めるため、長野市やさしいまちづくり推進事業を取り入れるとともに、一九九八年冬季パラリンピック大会の開催招致に向けた準備を進めてまいります。 さらに、精神薄弱者授産施設「小田切園」の改築補助を行うなど施設の整備充実を図ってまいります。 児童福祉対策といたしましては、保育料の保護者負担増を極力抑え、また、新年度には保科保育園が完成いたすなど、保育内容を一層充実させてまいるほか、心身障害児を受け入れている私立幼稚園に対し、新年度から障害児就園奨励費の補助を行うなど、私立保育園・幼稚園の運営補助の増額を図り、保育振興に努めてまいります。 また、児童の健全育成につきましては、学校週五日制により利用の増加しています児童センターを三カ所設置いたします。 女性の地位向上につきましては、男女平等社会の実現を目指して策定いたしました長野市女性行動計画に基づく実施計画によりまして、積極的に事業の推進を図ってまいります。 勤労者福祉につきましては、生活資金融資制度や福利厚生の充実に努め、更に、勤労者・女性の福祉向上を図る拠点として、各種研修、会議及び体力づくり等多目的に利用できる、勤労者・女性のための会館の建設に着手いたします。 第二は、安全で、快適なまちづくりであります。 市民の皆様の生命、財産を災害等から守り、居住環境を整備し、ゆとりある日常生活を営むことのできるまちづくりに努めてまいります。 都市排水につきましては、流水量の増大と貯留能力の低下によります都市型水害を未然に防止するため、河川・都市排水路の整備及び雨水調整池・学校グランド等の一時貯留対策の整備を積極的に推進いたしますほか、取水門の遠隔操作などについて引き続き整備を進める中で、潤いある河川環境づくりにも取り組んでまいります。 環境問題につきましては、公害パトロール用として電気自動車を購入し、自然と調和する環境づくりを推進してまいります。 飯綱高原自然復元基本調査委員会の最終報告に基づき、自然景観の創出と人と自然が共存できるよう環境に配慮した施策を実施してまいります。 また、脱スパイク対策につきましては、塩カルボックスの増設・小型除雪機の購入・市道除雪体制の強化・道路の局部改良並びに融雪舗装工事を積極的に取り入れ、市民生活の安全対策に努めてまいります。 さらに、公営住宅につきましては、上松東団地と南市団地の建替に加え、新たに柳町団地の建替にも着手し、特に高齢者及び障害者に配慮したエレベーター付の中高層住宅とするなど、居住水準の向上と住環境の整備に努めてまいります。 公衆トイレの整備につきましては、清潔の保持と設備の安全に心掛けて管理し、地域の環境に調和した施設造りに一層努めてまいります。 ごみの減量化及び資源のリサイクル推進のために、資源回収の実践団体等を積極的に支援してまいります。 消防体制の充実強化につきましては、本年四月消防緊急情報システムが稼働いたします。 災害地点が早く正確に把握でき、出動時間の短縮及び現場活動に必要な支援情報が瞬時に活用でき、より効率的で迅速な消防活動が可能となります。 また、一人でも多くの尊い命を救うため、ドクターカーの機能を備えた高規格救急車の配備により、車内での医師及び救急救命士等による救急医療活動の拡充を図り、更に救急隊員の資質向上と救急救命士の養成を図ってまいります。 長野広域消防常備化につきましては、更水十か町村と基本的事項について合意しましたので、平成七年四月の業務開始を目指して準備委員会を設置し、消防常備化計画等、細部について検討・協議してまいります。 さらに、救急指導車による市民への応急処置の普及や啓発、加えて、女性消防士を増員し、住宅火災等から高齢者等弱者を守るため、独り暮らし老人・身体障害者等への訪問指導のほか、新たに市内に在住する外国人にもわかりやすい六か国語の防火ハンドブックを作成して、きめ細かな防火安全指導を進めます。 災害対策につきましては、防災情報収集システム、気象情報オンラインシステムからの情報収集に努め、防災体制を図ってまいります。また、これらの情報と併せ、災害時に適時、的確に市民に伝達する同報無線の整備のほか、情報伝達体制として、病院・警察等の防災関連機関と相互に通信可能な地域防災無線システムの導入を推進し、防災対策の一層の充実を図ってまいります。 第三は、豊かな人間性を育むまちづくりであります。 まず、学校教育につきましては、たくましく心豊かな児童・生徒を育成するためには、より良い環境での教育が大切であり、そのための施設整備を積極的に進めてまいります。 各学校の校舎・屋内運動場・格技室等の増改築につきましても、計画的に整備を進めてまいります。 学校における消耗品・教材備品等につきましては充実を図り、さらに、新年度から年次計画で中学校にミニテレビ局設置事業を、小学校には教育用コンピュータ整備事業を取り入れて、教育の充実に努めてまいります。 国際交流事業につきましては、中学生・高校生・教師を姉妹都市に派遣し、また、外国人英語教師や、姉妹都市からは高校生などの留学生を、友好都市からは技術研修生を受け入れ、相互理解と友好親善の促進を積極的に図ってまいります。 さらに、新たに国際化に対応した施策を推進するため、長野市国際交流基金の積立てを行ってまいります。 青少年の健全育成については、育成会、PTAなど関係各団体との連携の強化を図り、また、青少年錬成センターに野外教育施設を新設する基本設計に着手してまいります。 文化遺産につきましては、松代城跡、旧文武学校槍術所などの保存整備を継続して実施してまいります。 文化・芸術の振興につきましては、市民の皆様が参加する創作活動の奨励と文化の普及に努めるとともに、長野市芸術文化振興基金を活用して、長野市の風景画展・市民演劇祭を開催するほか、文化団体の育成などその振興を図ってまいります。 同和教育につきましては、基本的人権にかかわる極めて重要な問題であり、一人一人が人権に対する意識や感覚を高め、自ら進んで部落差別をはじめあるゆる差別を解消してまいらねばなりません。このため、学校・地域社会・企業等において教育や啓発活動を積極的に進め、同和問題の解決に努め、差別のない明るい社会づくりを推進してまいります。 体育・スポーツ活動の一層の充実を図るため、スポーツ振興基金の積立てを引き続き行い、競技力の向上・指導者の育成等に努めてまいります。また、体育施設の整備につきましては、新年度に柳原社会体育館の建設計画に着手し、御厨公園多目的広場には夜間照明の設備をするなど、各種スポーツ教室や市民のスポーツ大会等を充実し、体力と健康の増進に寄与してまいります。 第四は、活力あるまちづくりであります。 高度情報化・高速交通網時代に即した都市機能を高め、活力ある産業を振興して、人々が集う、活気みなぎるまちづくりに努めてまいります。 中小企業の健全な発展は経済を支える重要な課題でありますので、中小企業振興資金融資制度の充実を図り、経営の安定・公害防止・高度技術化等積極的に進めてまいります。 商業の振興につきましては、新たに、店舗の一部を改修し美術品等を展示するミニ博物館設置事業や、商店街の活性化を進めるまちづくりプランの策定及び街路灯などの電灯料に対して助成するなどして、卸売・小売業の振興を図り、また、商工指導団体の指導体制の強化を進めてまいります。 農林業の振興につきましては、農村の過疎化・就農者の高齢化の進展に対応し、後継者の育成を図るため、新たに専業農業者として二年以上就農し、将来も続けていく就農者に就農促進奨励支給金を、また、農村女性の地位向上を図るための生き生きフォーラムの開催、山間地の遊休水田を再生する水田Uターン市民水田モデル事業の育成や、郊外型の本格的貸農園であります市民農園モデル園建設事業等、将来に希望の持てる農業を進める各種の施策を取り入れて、農山村地域の活性化に努めてまいります。 さらに、高速交通網時代に合わせ、高収益の見込める果樹を中心として、そ菜や花きの振興も推進してまいります。 また、都市化が進む中で農業用排水施設の整備につきましては、農業用施設緊急防災事業を導入し、農地及び宅地への浸水を防いで市民生活の安定に努めてまいります。 林業の振興につきましては、林道・作業道の整備を進め、松くい虫被害木処理事業や、新たに育成天然林整備事業の導入など計画的な造林事業の促進を図ってまいるほか、林業構造改善事業として、山村活力増進モデル事業の推進により、担い手育成・確保等魅力ある森林業の育成に努めてまいります。 また、飯綱スキー場第一リフトの機能アップを図るため架け替え工事を行い、市民スキー場としての整備を進めてまいります。 第五は、機能的で魅力あるまちづくりであります。 住む人の立場に立った都市の利便性と昔ながらの風情のある町並みが自然に融合し、市民一人一人を大切にする新しい時代に適合したまちづくりを、市民の皆様と一緒になって進めてまいる考えであります。 今議会に交通安全の都市宣言をお願いしてありますが、御決定を頂き、高速道路開通に伴う交通事故の防止と減少などに一層努めてまいりたいと考えております。 さらに、二十一世紀の長野市のあるべき姿を探る、長期的展望に立ったまちづくりの研究を進めてまいります。 以上、私の市政運営の基本姿勢と主な課題及び施策の概要であります。 本市は、自然と歴史の豊かさの中で、常に人間を原点に据えた都市づくりを進め、発展してまいりました。冬季オリンピックの開催都市として、未来に向かって新たな第一歩を踏み出します。 市政の抱える課題も多く、厳しい財政下でその対応は極めて重大であります。 私は、心を新たにして、活力のあふれる、生きがいの持てる、住み良い、限りなく発展する長野市を目指し、二十一世紀へのかけ橋として、誠心誠意努力してまいります。 議員の皆様をはじめ市民の皆様の御支援・御協力を心からお願い申し上げます。 本議会に提出いたしました案件は、平成五年度長野市一般会計予算案外六十三件、報告二件、諮問一件であります。 詳細につきましては、助役、教育長、公営企業管理者並びに各部長から御説明申し上げますので、何とぞ十分なる御審議を賜り、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 総務部長増田君   (総務部長 増田禮三君 登壇) ◎総務部長(増田禮三君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、総務部、議会及び各行政委員会所管の予算並びに議案第十二号平成五年度長野市公共料金等集合支払特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 まず、予算説明書中、四十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第一款議会費について御説明申し上げます。 議会費の総額は、七億二千八十七万五千円でありまして、議会の活動に要する諸経費を計上したものであります。 次に、五十一ページを御覧いただきたいと思います。 第二款総務費は、百十三億三百九十一万五千円でありますが、このうち総務部所管分六十三億六千三百二十六万八千円につきまして御説明申し上げます。 第一項総務管理費九十一億一千五百七十万二千円のうち、総務部所管分六十一億一千六百七十二万六千円について、順を追って御説明申し上げます。 第一目四十八億七千三百三十万五千円のうち、総務部所管分四十五億三千三百六十五万一千円は、三役を初め総務部、企画調整部、財政部、オリンピック局、各支所及び会計課の職員のうち、他の費目支弁の一部職員を除きました人件費、庁舎管理に要する経費等一般的な経常的経費並びに姉妹都市・友好都市との交流をはじめ国際交流に係る経費等を計上したものでございます。 次に、五十四ページを御覧いただきたいと存じます。 第二目広聴広報費一億六百九万七千円のうち、総務部所管分一億四百四万四千円は、各種市民会議等の広聴活動及び予算、重要事業等を要約した「市政ガイド」の作成、広報ながの、テレビ、ラジオ等の広報活動に要する経費並びに情報公開制度、個人情報保護制度及び行政資料コーナーに要する経費であります。 次に、第三目を飛びまして、第四目会計管理費二千四十万九千円は、会計課の事務執行に要する経費でありまして、決算書の印刷及び庁用備品の修繕並びに収入証紙売りさばき手数料であります。 第五目財産管理費十八億五千八百六十三万四千円のうち、総務部所管分六億一千四十八万七千円は、本庁舎及び支所庁舎の改修等に要する事業費、市制九十周年記念文化施設建設基金の積立金、その他庁舎の維持管理費を計上いたしたものであります。 第六目市民会館管理費八千二百五十九万円は、長野市民会館の管理運営費及び施設整備費を計上いたしたものであります。 次に、六十二ページを御覧いただきたいと存じます。 第九目行政連絡費九千七百十三万九千円は、行政活動を円滑に行うために要する経費並びに区長連絡事務費及び区長会交付金等であります。 第十目公平委員会費九十七万八千円は、公平委員会の事務執行に要する経費を計上したものであります。 第十一目恩給及び退職年金費二千二百二十九万六千円は、旧制度の下で退職した職員に係る退職年金及び遺族年金であります。 第十二目住居表示整備費百三万三千円は、住居表示の実施計画を進めるために要する経費であります。 第十三目を飛びまして、六十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第十四目災害対策費一億三千五百二万円は、災害の未然防止を図るため、同報無線の整備拡充、地域防災無線システムの整備並びに防災意識の啓発及び災害緊急対策に要する経費であります。 第十五目職員研修費六千二百七万五千円は、職員研修の充実を図るための経費であります。 第十六目電算推進費三億九千三百三十四万八千円は、電子計算組織の運用及び財務会計システム等の開発並びにOA化推進に要する経費であります。 第十七目諸費一億四千九百七十五万六千円のうち、総務部所管分五千三百六十五万六千円は、防犯灯の設置費及び電気料に対する補助金をはじめ、有線放送電話の共同施設整備、テレビ難視聴地域解消事業等に対する補助金が主なものでございます。 次に、七十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第四項選挙費一億七千百八万円は、選挙管理委員会の事務執行及び選挙の常時啓発に要する経費のほか、本年度執行されます衆議院議員選挙、市長、市議会議員補欠選挙等に要する経費であります。 次に、八十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第六項監査委員費七千五百四十六万二千円は、監査委員の事務執行に要する経費を計上したものであります。 次に、大きく飛びまして三百九十五ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第十二号平成五年度長野市公共料金等集合支払特別会計について御説明申し上げます。 この特別会計は、市の公用施設、公共施設及び公の施設に係る公共料金等の支払事務を集中して効率的に行うため、新たに平成五年度から特別会計を新設するものでありまして、予算の総額は、歳入歳出それぞれ十億五千五百五十万円であります。 まず、三百九十八ページの歳出から御説明申し上げます。 第一款集合支払費十億五千五百五十万円は、電気料、ガス料、電話料、水道料等公共料金の支払に要する経費であります。 次に、三百九十七ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款繰替金収入十億五千五百五十万円は、公共料金の支払に充てるため、一般会計及び他の特別会計からの繰り替えるものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 企画調整部長徳永君   (企画調整部長 徳永治雄君 登壇) ◎企画調整部長(徳永治雄君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、企画調整部所管の予算につきまして御説明申し上げます。 まず、予算説明書中、六十ページを御覧いただきたいと存じます。 第二款総務費、第一項総務管理費、第八目企画費十一億三千六百三十四万一千円は、長野北新都市開発整備事業事務費、(仮称)今井駅設置調査、市誌編さん、土地取引規制対策、ふるさと市町村圏基金出資金等の経費、並びに北陸新幹線軽井沢・長野間の建設に伴う日本鉄道建設公団への補助金、高速自動車道開通に伴う環境対策費及び市施行にかかわる建設工事の検査に要する経費でございます。 次に、六十四ページを御覧いただきたいと存じます。 第十三目交通対策費九千百三十万円は、交通安全知識の普及啓発のための交通安全キャンペーン経費、生活バス路線の維持に要する経費、並びに交通安全都市宣言に伴う事業、交通総量抑制事業、交通渋滞対策事業、自転車等の秩序ある利用促進事業に関する経費でございます。 次に、七十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第五項統計調査費五千八百九十六万九千円は、統計事務職員の人件費及び住宅統計調査、工業統計調査など、各種指定統計調査、並びに一般統計の調査事務に要する経費でございます。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 財政部長尾畑君   (財政部長 尾畑敏隆君 登壇) ◎財政部長(尾畑敏隆君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、財政部所管の予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、予算説明書中、五十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第二款総務費、第一項総務管理費、第一目一般管理費四十八億七千三百三十万五千円のうち、財政部所管分は二千三十二万六千円でありまして、契約事務に要する消耗品費及び印刷製本費が主なものであります。 次に、五十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第三目財政管理費一千百八十九万五千円は、予算書等の印刷製本費が主なものであります。 次に、第五目財産管理費十八億五千八百六十三万四千円のうち、財政部所管分は十二億四千八百十四万七千円でありまして、市有財産の登記事務、普通財産の維持管理費、建物、自動車等に係る保険の掛金並びに財政調整基金積立金一億三千九百八十七万一千円及び減債基金積立金四億一千百六十二万三千円並びに土地開発基金繰出金五億六千七百十四万二千円が主なものであります。 次に、五十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第七目車両管理費七千三百四十八万六千円は、市有一般車両等の維持管理費及び車両の更新に要する経費並びに自動車借料等であります。 次に、六十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第十七目諸費一億四千九百七十五万六千円のうち、財政部所管分は九千六百十万円でありまして、市税還付金及び還付加算金であります。 次に、第二項徴税費十四億一千六百三十一万二千円は、市税の賦課徴収に要する経費でありまして、人件費、納期前納入報奨金、賦課徴収等に係る電算委託料及び課税客体調査委託事業費等が主なものであります。 次に、大きく飛びまして、二百五十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第十二款公債費は、七十九億六千九百七十四万一千円でありまして、市債の元利償還金七十九億五百二万六千円及び一時借入金利子六千万円並びに市債借入れに伴う元利償還金等の支払手数料、市債償還事務電算委託料等四百七十一万五千円であります。 次に、二百五十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第十三款予備費一億円は、緊急時のやむを得ない支出に備えるものであります。 以上で、財政部所管の歳出の内容について御説明を終わります。 次に、歳入について御説明を申し上げます。 なお、歳入の内容は各部にわたりますので、私から一括御説明申し上げます。 まず、六ページを御覧いただきたいと存じます。 歳入の第一款市税は、五百二十二億三百万円で、地方財政計画並びに今後の経済社会情勢を勘案いたしまして、前年度当初予算額に対し六・五%増を見込み計上いたしたものであります。 続きまして、各税目ごとに御説明申し上げます。 個人市民税につきましては、今後改正が予定されております均等割・所得割非課税限度額の引上げが主なもので、小幅な税制改正となり、税収への影響もわずかであると考慮され、百八十九億二千四百七十万円を見込み計上いたしたものであります。 法人市民税につきましては、バブル経済の崩壊、個人消費の低下等景気減速感が強まる経済情勢を勘案し、前年度当初予算に対し八・三%減の八十一億一千二百五十万円を見込み計上いたしたものであります。 固定資産税につきましては、評価替第三年度に当たり、土地については、負担調整措置による増額及び地目変更等を勘案し、また家屋については、新増築分を考慮し、前年度当初予算に対し七・二%増を見込み、百七十九億三千五百三十万円を計上したものであります。 次に、その他の税といたしまして、軽自動車税三億六千二十万円、市たばこ税十五億七千二百万円、特別土地保有税一億二千百三十万円、商品切手発行税七千百万円、入湯税一千百万円、事業所税十六億九千五百六十万円、都市計画税三十三億九千九百四十万円をそれぞれ見込み計上いたしたものであります。 第二款地方譲与税につきましては、国税である消費税、自動車重量税及び地方道路税の税収のうち、本市に譲与されるものとして前年度当初予算額に対し〇・九%増の二十四億六千四百万円を見込み計上いたしたものであります。 第三款利子割交付金から第六款自動車取得税交付金につきましては、県税である県民税利子割、ゴルフ場利用税、特別地方消費税及び自動車取得税の税収のうち本市に交付されるものであります。 第三款利子割交付金は、前年度当初予算額に対し四十・三%減の九億四千三百万円を見込み計上いたしたものであります。 第四款ゴルフ場利用税交付金は、前年度当初予算額に対し四・五%増の七千八百三十万円を見込み計上いたしたものであります。 次に、第五款特別地方消費税交付金につきましては、本市内に所在する飲食店等の利用行為に対して課税された、特別地方消費税の一部が交付されるもので、その見込額三千七百万円を計上いたしました。 第六款自動車取得税交付金は、前年度当初予算額に対し二・四%増の七億二千八百万円を見込み計上いたしたものであります。 第七款地方交付税は、六十六億円であります。 普通交付税では、本市における税収入などを考慮いたしまして五十四億円、特別交付税は十二億円を見込み計上いたしたものであります。 第八款交通安全対策特別交付金は、交通反則金の交付見込額九千五百万円を見込み計上いたしたものであります。 第九款分担金及び負担金は、二十五億三千六百三十二万六千円であります。 民生費負担金は、保育所入所費負担金十五億五百十二万六千円及び老人福祉施設入所費負担金二億八千二百三十二万円が主なものであります。 農林業費負担金四億六千百八十一万四千円は、融資事業、土地改良事業及び林道事業等に係る負担金収入であります。 土木費負担金一億四千九百六十万二千円は、北陸新幹線側道整備負担金が主なものであります。 第十款使用料及び手数料は、三十二億七千三百三十五万八千円を見込み計上いたしたものであります。 第一項使用料十四億六千八百五万七千円は、公共施設の使用料等でありまして、主なものは市民会館使用料、スキーリフト使用料、道路占用料、市営住宅使用料、市立高等学校授業料及び体育施設使用料等であります。 第二項手数料は、十八億五百三十万一千円で、戸籍及び税関係の諸証明手数料並びにじん芥処理、し尿処理、建築確認等に係る手数料収入が主なものであります。 次に、第十一款国庫支出金は百八十五億四千百二十四万一千円を見込み計上いたしたものであります。 第一項国庫負担金は、四十億一千二百六十二万円で身体障害者、精神薄弱者、児童・老人の福祉に係る措置費及び生活保護費等民生費国庫負担金三十六億九千五百五十万二千円、老人保健事業費等に係る衛生費国庫負担金一億二千八百三十一万一千円、小・中学校増改築事業に係る教育費国庫負担金一億八千四百五十四万二千円であります。 第二項国庫補助金は、百四十三億三千六百二十九万一千円であります。民生費国庫補助金は、五億四百三十万六千円でありまして、部落解放事業費、保育所設置費、在宅福祉事業費等に係るものであります。 衛生費国庫補助金は、三億四千百十万五千円でありまして、保健センター整備事業費、保健活動費、公害監視等設備整備事業費及び合併処理浄化槽設置整備事業費等に係るものであります。 労働費国庫補助金四千三十四万五千円は、シルバー人材センター運営費及び中小企業勤労者総合福祉推進事業費等に係るものであります。 商工観光費国庫補助金二千九百万円は、国立公園公衆トイレ整備費に係るものであります。 土木費国庫補助金は、六十三億八千百八十万九千円で、道路改良費、踏切除却費、住宅宅地関連公共施設整備促進事業費、都市小河川改修費、街路整備費、公園緑地整備費、都市下水路整備費及び住宅建設費並びに市街地再開発事業費等に係るものであります。 消防費国庫補助金一千六十七万円は、消防施設整備費に係るものであります。 教育費国庫補助金七十億二千九百五万六千円は、小・中学校における児童生徒援助費、学校水泳プール建設費、文化財保存事業費及び史跡等保存事業費並びに社会体育施設整備費等に係るものであります。 第三項国庫委託金一億九千二百三十三万円は、基礎年金及び福祉年金事務並びに児童手当支給事務等、国からの委託事務に係る収入を見込み計上いたしたものであります。 第十二款県支出金は、四十八億四千百二十三万八千円であります。 第一項県負担金六億四千百八万六千円は、社会福祉費、児童福祉費、生活保護費及び老人保健事業費等に係るものであります。 第二項県補助金は、三十五億五百五十二万円であります。 主なものといたしましては、民生費県補助金四億八千六百万三千円、衛生費県補助金一億五千九百万六千円、農林業費県補助金五億六千百六十一万八千円、土木費県補助金三億二千八百五十五万八千円及び教育費県補助金十九億五千四百十一万五千円であります。 第三項県委託金は、六億九千四百六十三万二千円で県民税徴収、衆議院議員通常選挙、指定統計調査及び公園管理等、県からの委託事務に係るものを見込み計上いたしたものであります。 第十三款財産収入二十八億六千百三十一万五千円は、財政調整基金、減債基金等から生じる利子などの財産運用収入十七億一千二百七十三万四千円及び土地などの財産売払収入十一億四千八百五十八万一千円を見込んだものであります。 第十四款寄附金は、篤志家からの寄附金五千二百八十一万二千円を計上いたしたものであります。 第十五款繰入金は、七十四億八千六百四十四万三千円であります。 主なものは、都市開発事業会計から一億円、土地開発基金四十億円、減債基金十億円及び市民病院建設基金二十二億八千七百九十八万五千円を繰り入れるものでありまして、市民病院建設基金は、市民病院建設の財源として予定しているものであります。 第十六款繰越金一億円は平成四年度からの繰越剰余金を予定するものであります。 第十七款諸収入は、九十三億五千六百六十六万七千円でありまして、その主なものは、労働金庫貸付預託金元利収入六億三千三百六十万円、中小企業振興資金貸付預託金元利収入六十六億三千五百八十万円、住宅建設資金貸付預託金元利収入六億一千五百七十四万一千円、道路復旧受託事業収入二億一千八百三十六万五千円であります。 第十八款市債二百五十三億七千二百三十万円は、建設事業に充てるものでありまして、その主なものは、総務債七億一千百八十万円、民生債十六億二千九百二十万円、衛生債七億四千九百十万円、農林業債一億三千八百二十万円、土木債百九億六千九百五十万円、消防債一億五千八百六十万円及び教育債百六億七千八百十万円であります。 次に、薄い方の予算書の十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表債務負担行為の二十一番につきましては、長野市土地開発公社が公共用地及び公用地の取得をするための資金として、金融機関からの融資額を限度とした債務保証について、限度額六百億円の設定をお願いするものであります。 次に、三ページを御覧いただきたいと存じます。 第三条に定める地方債につきましては、二十ページの第三表地方債のとおりでありまして、総務事業費のほか、十八事業に充当するため、それぞれ記載のとおりの限度額、起債の方法、利率及び償還の方法で市債の借入れを予定するものであります。 次に、第四条の一時借入金の最高限度額につきましては、百六十億円をお願いするものであります。 次に、第五条歳出予算の流用につきましては、給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合における同一款内での流用をお認めいただきたくお願いするものであります。 以上で、財政部所管の一般会計予算の説明を終わります。 引き続きまして、別冊の議案第十八号平成五年度長野市松代財産区特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、それぞれ五百三十二万円でありまして、歳出は経常的経費七十一万五千円と財産維持管理のための経費二百九十二万五千円がその主なものであります。歳入は土地貸付料などの財産運用収入三百五十万円と前年度からの繰越金百七十五万円が主なものであります。 次に、議案第十九号平成五年度長野市豊栄財産区特別会計予算は、歳入歳出それぞれ八万五千円で、歳出は、財産区運営の経常的経費で、歳入は土地貸付収入等であります。 次に、議案第二十号平成五年度長野市西寺尾本郷財産区特別会計予算は、歳入歳出それぞれ二百五十六万円で、歳出は、財産区運営の経常的経費二百二十万九千円と財産維持管理費三十万円がその主なものであります。歳入は、基金から生ずる利子などの財産運用収入二百四万二千円と、前年度からの繰越金五十万円が主なものであります。 次に、議案第二十一号平成五年度長野市今井財産区特別会計予算は、歳入歳出それぞれ八十三万円でありまして、歳出の主なものは、財産区運営のための経常的経費十一万八千円、造林事業のための経費七十万二千円であります。歳入では、土地貸付料などの財産運用収入四十八万六千円と、前年度からの繰越金二十八万五千円等であります。 最後に、議案第二十二号平成五年度長野市更北財産区特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、それぞれ二十一万九千円でありまして、歳出の主なものは、財産区運営のための経常的経費十五万九千円と、財産維持管理のための経費三万円であります。 歳入は、土地貸付料等の財産運用収入十四万円と、繰越金七万二千円等であります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) オリンピック局長山口君   (オリンピック局長 山口純一君 登壇) ◎オリンピック局長(山口純一君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、オリンピック局所管の予算につきまして御説明申し上げます。 まず、予算説明書中、五十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第二款総務費、第一項総務管理費、第一目一般管理費四十八億七千三百三十万五千円のうち、オリンピック局所管分三億一千九百三十二万八千円は、オリンピック広報宣伝事業費及びボランティア育成事業並びに冬季オリンピック開催準備基金積立金等、オリンピック準備運営に要する経費を計上いたしたものであります。 次に、少し飛びまして二百四十六ページを御覧いただきたいと存じます。 第十款教育費、第六項保健体育費、第二目体育施設費百九十九億八千九百六十一万二千円のうち、オリンピック局所管分百九十四億二千六百三十八万円は、アイスホッケーA会場ほかオリンピック施設の調査及び設計監理委託料並びに施設建設工事費等を計上いたしたものであります。 次に、薄い方の予算書の十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表債務負担行為の二十四番につきましては、平成五年度オリンピック施設建設事業費について限度額二百三十億九千六百五十八万九千円の債務負担行為の設定をお願いするものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 生活部長小島君   (生活部長 小島武彦君 登壇) ◎生活部長(小島武彦君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、生活部所管の内容並びに議案第五号平成五年度長野市葬儀公営特別会計、議案第六号平成五年度長野市国民健康保険特別会計、議案第七号平成五年度長野市交通災害等共済事業特別会計及び議案第十七号平成五年度長野市病院事業会計の各予算につきまして御説明申し上げます。 まず、一般会計予算説明書中、五十四ページを御覧いただきたいと存じます。 第二款総務費、第一項総務管理費、第二目広聴広報費一億六百九万七千円のうち、二百五万三千円につきましては、生活部所管の市民相談事業に係る委託料等の経費であります。 次に、少し飛びまして七十三ページを御覧いただきたいと存じます。 第二款総務費、第三項戸籍住民基本台帳費四億六千六百三十九万円は、戸籍・住民基本台帳及び印鑑登録事務等に要する人件費、物件費が主なものであります。 次に、少し飛びまして九十ページを御覧いただきたいと存じます。 第三款民生費、第一項社会福祉費のうち、生活部所管の第三目国民年金費二億一千五百十七万三千円は、国民年金事務に必要な関係職員の人件費及び物件費でありまして、その主なものは、被保険者の加入促進、保険料の納付、年金の給付及び年金制度の普及啓発等に要する経費であります。 次に、少し飛びまして百九ページを御覧いただきたいと存じます。 第四款衛生費のうち、生活部所管の四十六億七千九百二十八万七千円について御説明申し上げます。 第一項保健衛生費、第一目保健衛生総務費八億八千四百四十二万一千円の主なものは、関係職員の人件費のほか、保健保養訓練センター及び保健センター維持管理費九千百六十四万二千円、精神障害者社会復帰関係事業費三千二十二万六千円、新たに保健センターを東部地区に建設するための建設費四億八千十五万六千円を計上いたしたものであります。 また、市民の健康を守る事業推進のため積極的な協力を得ております保健補導員会、医師会、歯科医師会等に対する事業補助金、看護婦養成並びに公的医療機関充実助成に要する経費四千七百二十万八千円、長野市急病センター運営費二千九百十三万七千円、急患医療補助金等五千四百六十五万五千円を計上いたしたものであります。 第二目伝染病予防費一千二百四十九万四千円は、長野地域広域病院改築事業負担金一千二百三十二万九千円と、伝染病発生等の際の防疫に要する経費であります。 第三目予防接種費一億六千二百九十九万四千円は、予防接種法に基づくポリオ外七種類の予防接種に要する経費であります。 第四目結核予防費五千五十五万八千円は結核予防法に基づく乳幼児、一般住民及び小・中学校における予防接種とレントゲン検診に要する経費であります。 第五目成人病予防費四億三千十四万六千円の主なものは、老人保健法に基づく市民健康診査事業費二億二千百四十七万一千円、胃検診外四種類のがん検診事業費一億三千六百八十三万四千円、健康教育事業、健康相談事業、機能訓練事業、訪問指導事業及び訪問歯科検診事業に要する経費七千百八十四万一千円であります。 第六目母子保健費二千二百三十三万三千円の主なものは、一歳六か月児健康診査事業七百六十五万五千円、母子関係改善対策として、母と子の健康教育事業、乳幼児健全発達支援事業、妊産婦・乳幼児相談事業並びに新生児訪問等に要する経費一千四百六十七万八千円を計上いたしたものであります。 第七目保健婦設置費二億一千四百四万四千円は、保健婦の人件費及び保健衛生予防活動を実施するための経費及び地域保健指導者育成事業に要する経費であります。 第八目環境衛生費のうち、生活部所管分九千六百七十七万四千円は、犀峡衛生施設組合に対する負担金百七十一万七千円と葬儀公営特別会計への繰出金として九千五百五万七千円を計上いたしたものであります。 次に、百二十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第十一目市民病院費二十八億五百五十二万三千円は、市民病院建設のための病院事業会計への出資金二十二億八千七百九十八万五千円、市民病院建設基金の利子を積み立てる積立金二億七千三百四十七万三千円、財団法人長野市保健医療公社が市民病院の開設準備のための要員として副院長等幹部スタッフを採用するための人件費並びに看護婦養成等のため財団法人長野市保健医療公社に対する負担金一億四千八百八十六万円等を計上いたしたものであります。 次に、少し飛びまして百六十ページを御覧いただきたいと存じます。 第七款商工観光費、第一項商工費のうち生活部所管の第六目消費者保護対策費四千四百九十一万五千円の主なものは、関係職員の人件費のほか消費者保護啓発のための経費及び生鮮食料品の価格安定等を目指した事業に要する経費であります。 次に、大きく飛びまして二百七十九ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第五号平成五年度長野市葬儀公営特別会計予算について御説明申し上げます。 まず、二百八十四ページの歳出から御説明申し上げます。 第一款総務費一億一千六十一万四千円は、葬儀事業関係職員の人件費及び財産管理に要する経費であります。 第二款斎場葬儀費三千五百五万三千円は、大峰・松代斎場の火葬炉の改修工事と松代斎場の再燃炉改修及び大峰・松代斎場並びに葬祭具の管理運営に要する経費であります。 第三款公債費三百五十三万三千円は、大峰斎場火葬炉再燃装置設備に伴う市債償還金であります。 第四款予備費は十万円を計上いたしたものであります。 次に、二百八十一ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款事業収入五千三百四十一万九千円は、斎場及び葬祭用具の使用料を見込み計上いたしたものであります。 第三款繰入金九千五百五万七千円は、葬祭事業の一部を補てんするため一般会計から繰入れをお願いするものであります。 そのほか、第二款財産収入六千円、第四款繰越金一万円、第五款諸収入八十万八千円を見込み計上いたしまして、歳入歳出予算の均衡を図ったものであります。 次に、二百九十七ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第六号平成五年度長野市国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。 本会計の予算総額は百三十五億九千二百三十万円で、このうち事業勘定会計予算は百三十五億三千三百三十万円、直診勘定会計予算は五千九百万円であります。 まず、二百九十九ページの事業勘定の歳出について御説明申し上げます。 第一款総務費二億九千六百四十五万八千円は、関係職員の人件費・物件費等管理運営に要する経費であります。 第二款保険給付費九十七億五千百六十五万五千円は、主として一般並びに退職被保険者の医療給付に要する費用であります。 第三款老人保健拠出金三十一億九千百二十四万八千円は、老人保健の医療費等に要する費用の拠出金であります。 第四款共同事業拠出金七千九百六十万七千円は、高額医療費の共同事業等に要する費用の拠出金であります。 第五款保健施設費九千五百七十万二千円は、主として健康づくり推進事業に要する諸経費であります。 第六款積立金四千五百六十九万六千円は、支払準備基金の運用により生ずる利子を積み立てるものであります。 第七款諸支出金二千二百九十三万四千円は、主として直診勘定繰出金であります。 第八款予備費五千万円は、保険給付費等のやむを得ない支出に備えるものであります。 次に、二百九十七ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款国民健康保険料五十四億百七十三万円は、歳入総額の四十%に当たりますが、この現年度分は、五十二億三千八十五万八千円を見込み計上いたしたものであります。 第三款国庫支出金四十一億七千九百八十八万七千円は、歳入総額の三十一%に当たり、療養給付費並びに老人保健医療費の負担金及び財政調整交付金等を見込み計上いたしたものであります。 第五款療養給付費交付金二十一億九千四十四万六千円は、退職者医療制度による被用者保険から拠出される交付金を見込み計上いたしたものであります。 第八款繰入金十四億七千二百二十七万二千円は、一般会計繰入金九億七千七十六万二千円と、新たに国民健康保険支払準備基金からの繰入金を五億百五十一万円見込み計上いたしたものであります。 そのほか、第二款使用料及び手数料二百六十万六千円、第四款県支出金五万一千円、第六款共同事業交付金一億円、第七款財産収入四千七百二十四万一千円、第九款繰越金一億円、第十款諸収入三千九百六万七千円をそれぞれ見込み計上いたしまして、歳入歳出予算の均衡を図ったものであります。 次に、三百二十ページの直診勘定について御説明申し上げます。 まず、三百二十一ページの歳出につきましては、直営診療所三か所及び移動診療所の管理運営に要する経費を計上いたしたものであります。 次に、三百二十ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款診療収入二千六百四十九万五千円は、各施設の診療実績等により計上いたしたものであり、第三款繰入金のうち他会計繰入金二千三百八十九万円は、管理運営に要する経費の一部補てん分として一般会計から繰入れをお願いするものでありまして、引き続き無医地区の医療確保に努めてまいる所存であります。 次に、三百三十九ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第七号平成五年度長野市交通災害等共済事業特別会計について御説明申し上げます。 本年度はこの事業への加入目標を二十五万六千人とし、加入率七十二・六%を見込みまして、予算総額一億八百四十万円を計上いたしたものであります。 まず、三百四十ページの歳出から御説明申し上げます。 第一款事業費一億七百四十万円の主なものは、交通災害見舞金及び小学校入学児童用の交通安全帽子等の購入経費であります。 第二款予備費百万円は、災害見舞金等やむを得ない支出に備えるものでございます。 次に、三百三十九ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款事業収入八千七百十二万六千円は、一般加入者会費五千五百十一万三千円並びに共済期間中に七十歳に到達するもの、七十歳以上の高齢者、中学生以下の子供及び一級から三級までの身体障害者等の会費相当分を一般会計で負担する三千二百一万三千円を見込み計上いたしたものであります。 そのほか、第二款財産収入四百三十七万二千円、第三款繰入金一千五百九十万二千円、第四款繰越金百万円を見込み計上いたしたものでありまして、歳入歳出予算の均衡を図ったものであります。 次に、議案第十七号平成五年度長野市病院事業会計予算について御説明申し上げます。 薄い方の予算書の八十九ページを御覧いただきたいと存じます。 病院事業費用四千四十六万四千円と資本的支出五十一億一千五百七十三万六千円を合計いたしました支出予算の総額は、五十一億五千六百二十万円であります。また、病院事業収益と資本的収入を合計しました収入予算の総額も、支出予算と同額の五十一億五千六百二十万円でありまして、収支均衡予算となっております。 次に、内容について御説明申し上げます。 第三条の収益的収入及び支出は、起債借入れ等にかかわる支払利息としての支出と、その財源として一般会計からの補助金等を計上いたしたものであります。 第四条の資本的収入及び支出は、建設改良費にかかわる支出と、その財源をそれぞれの科目に計上したものであります。建設改良費の主なものは、事務費として病院建設にかかわる人件費及び経費五千四百七十五万一千円と病院建設費として設計監理委託料及び工事等に要する経費五十億六千九十八万五千円を計上いたしまして、平成七年春の開院に向けて建設を進めるものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 昼食のため午後一時まで休憩いたします。   午前十一時五十分 休憩   午後 一時 二分 再開 ○議長(高川秀雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案説明を継続いたします。 福祉部長藤本君   (福祉部長 藤本廣美君 登壇)
    ◎福祉部長(藤本廣美君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、福祉部所管の予算並びに議案第八号平成五年度長野市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算及び議案第九号平成五年度長野市老人保健医療特別会計予算の各予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、一般会計予算説明書中、八十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第三款民生費百七十八億五千六百三十五万一千円のうち、福祉部所管分百七十六億四千百十七万八千円につきまして、順を追って御説明申し上げます。 まず、第一項社会福祉費五十四億七百七十八万五千円について御説明申し上げます。 第一目社会福祉総務費二十九億六千百三十九万八千円の主なものは、職員の人件費のほか、七十歳以上のお年寄りと中学生以下の児童及び障害者等十万四千七百七十九人に対する交通災害共済会費の無料化に伴う負担金、社会福祉協議会等社会福祉諸団体の活動費及び事業に対する補助金、特定疾患患者及び人工透析患者の方に差し上げる見舞金、また、二十一世紀への高齢化社会に対応するため、長野市ふれあい長寿社会福祉基金として、本年度も二億円の積立金を計上いたしたものであります。 さらに、在宅福祉活動を充実させるため、ボランティアの育成、ホームヘルパーの研修施設等福祉活動の拠点となる(仮称)ふれあい福祉センター建設のための工事費を計上したものであります。 また、国民健康保険特別会計繰出金として九億九千四百六十五万二千円、老人保健医療特別会計繰出金八億七千三百四十一万四千円のほか、市民小口資金貸付のための預託金九百万円等を計上いたしたものであります。 第二目障害者福祉費十七億五千五百六十万九千円の主なものは、精神薄弱者及び身体障害者の施設入所に要する措置費、障害者福祉センター並びに障害者共同作業所の運営費、在宅福祉の推進を図るための身体障害者ホームヘルプサービス事業費、また、在宅の重度障害者を介護していただく方に差し上げる介護料を計上いたしまして、一部介護料の引上げを図ったものであります。 さらに、障害者や高齢者に住み良いやさしいまちづくり推進事業に要する経費を新たに計上いたしたものであります。 また、冬季パラリンピック長野大会を推進するための経費、就労している精神薄弱者の生活寮運営費に対する補助金、在宅心身障害者の生活圏拡大事業に要する経費のほか、障害者施設整備については、ひかり学園及び愛の樹園等施設の改修に要する経費を計上し、施設の整備を図るものであります。 さらに、市民病院隣接地に設置予定の障害福祉施設の実施設計等建設計画を推進するため、社会福祉法人長野市社会事業協会への補助金五千九百八十二万五千円を計上したものであります。 次に、第三目を飛びまして第四目部落解放事業費四億七千五百六十万五千円は、職員の人件費のほか、地区道路の改良等の環境改善事業費及び農業振興事業、中小企業振興資金融資あっせん事業、隣保館の運営等同和地区住民の生活の安定、福祉の向上を図るための経費であります。 次に、九十四ページを御覧いただきたいと存じます。 第二項児童福祉費六十三億四千七百七十三万一千円について御説明申し上げます。 第一目児童福祉総務費七億三十一万一千円は、職員の人件費、心身障害児通園施設愛の樹園、児童健全育成のための児童センターと児童館等の運営委託料及び私立保育所、幼稚園の振興を図るための経費並びに私立保育所が障害児保育等の特別保育事業、また、地域保育センター活動事業を行った場合の補助金、私立夜間保育所の運営費補助金等であります。また、重度心身障害児福祉年金の一部及び児童館等の館長並びに厚生員の賃金につきまして、引上げを図ったものであります。 第二目児童措置費二十八億一千二百二十七万三千円は、私立保育所への措置児負担金、民間施設経営調整費補助金、家庭保育所の措置児委託料、助産施設入所委託料、児童手当、身体障害児の補装具及び日常生活用具の給付に要する経費であります。 第三目母子福祉費三千四百三十万四千円は、母子相談業務、母子・寡婦福祉資金の貸付金及びその利子補給金、母子家庭等児童就職激励金、母子家庭の高等学校通学者に対する交通費の援護及び一日父親事業、一日母子休養事業、母子休養ホームの運営並びに母子寮の管理運営委託等に要する経費であります。 第四目福祉医療費三億六千五百十八万七千円は、乳幼児について、一歳未満児の医療費の無料化を図ったほか、心身障害児者、母子家庭の母子、独り暮らしの女子、父子家庭の父子に対する一万一千十七人の医療給付費を計上したものであります。また、六十五歳以上の重度心身障害者二千五百四十四人の老人保健法の一部負担金に相当する額を補助する経費を計上いたしたものであります。 第五目保育所費二十億四千二百五十万七千円は、市立保育所職員の人件費及び保育所の運営管理に要する経費であります。 第六目児童福祉施設整備費三億九千三百十四万九千円は、保科保育園と白塚保育園の統合に伴う保科保育園新築工事費、市立保育所、児童館及び児童センターの施設整備並びに民間施設整備補助金に要する経費であります。 次に、百一ページを御覧いただきたいと存じます。 第三項老人福祉費四十六億九千五百七十八万五千円について御説明申し上げます。 第一目老人福祉総務費二十七億三千二十五万二千円の主なものは、職員の人件費のほか、在宅老人福祉対策の充実を図るため、老人ホームヘルプサービス事業、老人デイサービス運営事業、老人短期入所運営事業の在宅福祉の三本柱に要する経費をはじめ、高齢者相談員の設置費、デイサービス等を備えた総合福祉センター建設事業費、独り暮らし老人等を対象とした緊急通報システムの設置費、特別養護老人ホームの建設補助金、地域ボランティアによる友愛活動事業補助金並びに在宅で寝たきり老人及び痴ほう性老人を家庭で介護していただく方に差し上げる介護料等を計上いたしまして、一部介護料の引上げを図ったものであります。 さらに、老人の生きがい対策として生涯学習、三世代間の交流の場である老人福祉センターの運営費、三百四十八クラブ、二万八千人会員の老人クラブ活動費及び社会奉仕活動補助金、老人大学園、老人農園等々に要する経費のほか長寿を祝う敬老事業費及び高齢化社会対策啓発事業として、市民フォーラム運営補助金等に要する経費であります。 また、老人ホームの設置運営を行っている長野地域広域行政事務組合及び埴科老人福祉施設組合の負担金一億五千二百三十九万四千円も併せて計上いたしたものであります。 第二目老人措置費十九億四千六百九十二万三千円は、養護老人ホーム、特別養護老人ホームの入所に要する措置費であります。 第三目老人医療費一千八百六十一万円は、六十五歳以上七十歳未満の低所得老人を対象とする医療給付費と事務費であります。 次に、百五ページを御覧いただきたいと存じます。 第四項生活保護費十四億五百五万円について御説明申し上げます。 第一目生活保護総務費一億三千五百六十二万円は、職員の人件費及び生活保護法施行に要する経費と、生活保護事務の電算化に要する経費であります。 第二目扶助費十二億六千九百四十三万円は、生活保護世帯に対する生活、住宅、教育、医療等の生活保護に要する経費であります。 次に、百三十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第五款労働費、第一項労働諸費十一億七千七百七十二万七千円について御説明申し上げます。 第一目労働諸費十億四千五百九十万一千円は、職員の人件費並びに中小企業などに働く勤労者の資金融資を容易にするための労働金庫預託金のほか、財団法人長野市勤労者共済会補助金、(仮称)勤労者女性会館建設のための工事請負費等勤労者の福祉対策事業に要する経費であります。 第二目勤労青少年ホーム費四千七百八十四万八千円は、勤労青少年ホーム三施設の管理運営並びに施設整備に要する経費であります。 第三目婦人対策費三千五十三万円は、女性行動計画実施に伴う啓発事業費及び働く婦人の家二施設の管理運営に要する経費であります。 第四目中高年齢労働者福祉センター費二千百三十九万八千円は、中高年齢労働者福祉センター・サンライフ長野の管理運営に要する経費であります。 第五目高齢者生きがい対策費三千二百五万円は、六十歳を超える高年齢者の就業機会の場を確保し、社会参加を促進するためシルバー人材センターの運営補助金を計上したものであります。 次に、薄い方の予算書の十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表債務負担行為のうち、福祉部関係の一番から四番及び六番の五件について御説明申し上げます。 一番は、市民小口資金に係るもので、九百万円を限度として市内金融機関が融資した場合の損失補償金であります。 二番は、長野市同和地区結婚資金等融資あっせん及び利子補給要綱に基づいて六十万円を限度として市内の農業協同組合が融資した場合の損失補償金であります。 三番は、二番で御説明申し上げました六十万円を限度として融資した場合の利子補給金であります。 四番は、母子及び寡婦福祉法並びに長野市母子・寡婦福祉資金貸付要綱に基づいて長野県及び長野市が市内の母子・寡婦世帯に福祉資金として貸付けた場合の利子補給金七十万二千円を限度とするものであります。 六番は、(仮称)勤労者女性会館建設事業費について、限度額二十三億五千百六十二万九千円の債務負担行為の設定をお願いするものであります。 次に、四十三ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第八号平成五年度長野市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について御説明申し上げます。 この事業は、同和地区の居住環境の整備改善を図るため、住宅の新築、改修又は宅地を取得する方に対し、これに要する資金の一部を貸し付けるもので、歳入歳出予算の総額は、それぞれ一億三千九百四十万円であります。 まず、四十六ページの歳出から御説明申し上げます。 第一款総務費六千百九十一万六千円は、住宅新築資金等貸付金六千百二十万円と、これに伴う事務費であります。 第二款公債費七千七百四十四万二千円は、市債の年賦償還金であります。 第三款予備費は四万二千円を計上したものであります。 次に、四十四ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款国庫支出金一千百八十七万九千円は、貸付事業に対する国庫補助金であります。 第二款県支出金二百二万円は、貸付事業に対する県補助金であります。 第三款財産収入二百七十四万九千円は、住宅新築資金等貸付事業債償還準備基金から生ずる利子収入であります。 第四款繰越金二万円は、前年度からの繰越金を予定したものであります。 第五款諸収入七千四百八十三万二千円は、貸付金の償還による元利収入であります。 第六款市債四千七百九十万円は、貸付金に充当するため、住宅新築資金等貸付事業債を見込んだものであります。 次に、四十九ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第九号平成五年度長野市老人保健医療特別会計予算について御説明申し上げます。 この事業は、老人保健法に基づく七十歳以上の老人並びに六十五歳以上の寝たきり等の重度な障害の状態にある方を対象とした医療給付と、それに要する事務的経費が主なもので、歳入歳出予算の総額は、それぞれ百七十億九百七十万円であります。 まず、五十二ページの歳出から御説明申し上げます。 第一款総務費九百九十三万三千円は、老人医療給付に伴う事務的経費であります。 第二款医療諸費百六十九億九千九百十六万七千円は、対象者三万四千九十三人に係る医療給付費と診療報酬の審査支払に要する手数料であります。 第三款諸支出金十万円は、国並びに支払基金からの超過収入による償還金と受給者からの過誤納付による還付金であります。 第四款予備費は、五十万円を計上いたしたものであります。 次に、五十ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款支払基金交付金百十八億一千七百六十六万五千円は、老人医療給付金の保険者の拠出金による交付金と審査支払手数料交付金であります。 第二款国庫支出金三十四億四千七百四十三万三千円は、老人医療給付金の国庫負担金であります。 第三款県支出金八億六千百八十五万八千円は、老人医療給付金の県負担金であります。 第四款繰入金八億七千三百四十一万四千円は、老人医療給付金及び事務的経費で、本市の負担金として一般会計から繰り入れるものであります。 第五款繰越金一万円は、前年度からの繰越金を予定したものであります。 第六款諸収入九百三十二万円は、医療費の不正利得にかかる延滞金、第三者行為による損害賠償金等の収入を見込んだものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 環境部長北村君   (環境部長 北村俊美君 登壇) ◎環境部長(北村俊美君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、環境部所管の予算につきまして御説明申し上げます。 まず、予算説明書中、百十六ページを御覧いただきたいと存じます。 第四款衛生費のうち、環境部所管分の各項目について、順を追って御説明申し上げます。 第一項保健衛生費、第八目環境衛生費三億三百二十四万円のうち、環境部所管分は二億六百四十六万六千円でありまして、関係職員の人件費のほか、春・秋一斉清掃に伴う側溝の土砂運搬経費一千五百十五万一千円、また、各種補助事業として合併処理浄化槽設置事業補助金四千九百四十四万円、市環境衛生連合会補助金一千九百八十万円などが主なものであります。 次に、百十八ページを御覧いただきたいと存じます。 第九目狂犬病予防費一千百二十四万五千円は、狂犬病予防法に基づく一万四千九百頭の犬の登録事務に要する経費であります。 次に、百十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第十目公害対策費九千七百七十七万七千円は、公害対策基本法及び関係法令に基づく調査・監視・指導など公害防止の対策に要する経費で、関係職員の人件費のほか、河川水質測定等の委託料六百三十万七千円、監視測定に必要な機械器具購入費二千百六万八千円が主なものであります。 次に、百二十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第二項清掃費六十四億六千六百四万一千円について御説明申し上げます。 第一目清掃総務費三億二千八百三十七万円は、関係職員の人件費のほか、リサイクル型社会の構築を目指したゴミ分別収集モデル地区事業一億八千百二十五万五千円、資源回収報奨金三千六百万円が主なものであります。 次に、百二十二ページを御覧いただきたいと存じます。 第二目じん芥処理費二十二億二千六百七十七万四千円は、資源回収を促進するための経費を含むじん芥の収集・処理・処分に要する経費及び施設整備費であります。主なものは、収集等の委託料八億八百九十九万一千円のほか、小松原簡易水道を県営水道に移管する県への負担金八千八百五十三万円、平成五年度から三か年計画で建設予定の中間処理施設建設工事費十一億八千二百万円、清掃工場隣接水路改良工事費七千三百万円、ごみ処理施設設置事業補助金一千三百五十四万円であります。 次に、百二十四ページを御覧いただきたいと存じます。 第三目じん芥処理場費九億二千九百二十九万六千円は、関係職員の人件費のほか、清掃工場・資源回収工場・プレス工場の維持管理に要する経費であります。 次に、百二十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第四目し尿処理費二十二億一千百十九万二千円は、関係職員の人件費のほか、し尿くみ取り委託料十四億三千六百五十五万六千円、し尿収集・料金業務電算化の機器リース代一千百八十九万八千円、公衆便所清掃委託料二千六百五十六万一千円及び千曲衛生施設組合、須高行政事務組合、犀峡衛生施設組合の負担金四億八千五百九十六万円が主なものであります。 次に、百二十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第五目し尿処理場費四億六千六百四十六万八千円は、関係職員の人件費のほか、衛生工場の維持管理に要する経費であります。 次に、百二十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第六目生活雑排水処理場費三億三百九十四万一千円は、生活雑排水処理場の維持管理に要する経費のほか、生活雑排水処理委託料等一億二千二十四万八千円、簡易浄化槽などの清掃事業補助金一億四千六百二十万三千円及び工場の施設整備工事請負費等一千三百三十万円が主なものであります。 次に、百三十ページを御覧いただきたいと存じます。 第三項水道費、第一目水道費一億二千五百二十六万円は、水道事業会計への補助金及び出資金であります。 次に、薄い方の予算書の十六ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表債務負担行為、第五番の中間処理施設建設事業費について、平成五年度から平成七年度までの六十八億円の債務負担行為の設定をお願いいたすものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 農林部長新井君   (農林部長 新井誠君 登壇) ◎農林部長(新井誠君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、農林部所管に係る予算の内容並びに議案第十号平成五年度長野市農業集落排水事業特別会計予算及び議案第十四号平成五年度長野市農業共済事業会計予算について御説明申し上げます。 まず、一般会計予算説明書中、百三十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第六款農林業費三十七億八百八十六万一千円について御説明申し上げます。 第一項農業費二十九億四千七百四十九万三千円のうち、第一目農業委員会費一億四千四百七万六千円は、農業委員会事務局職員の人件費のほか、農業委員会の事業運営に要する経費であります。 第二目農業総務費三億一千十二万七千円は、農政関係職員の人件費のほか、国の制度資金として農業近代化資金及び市単独制度資金として農業生活近代化資金、農業経営改善資金等、融資に対する利子補給金、並びに農業協同組合事業活動補助金、農業共済事業会計補助金等に要する経費であります。 第三目農業振興費一千九百二十六万一千円は、農地流動化促進事業、農畜産物十三品目の生産安定対策事業及び農地流動化等農業の振興を図るための助成経費であります。 第四目指導奨励費二億三千二百七十一万五千円は、農業機械化及び経営改善事業、特定地域農業振興総合対策事業並びに山村畑作地域活性化モデル事業であります。 果樹事業としては、高度安定供給産地体制並びに本市重要産業である果樹の凍霜害防止の防霜ファン設置に対する助成経費であります。 そ菜特産事業としては、花き産地総合整備事業及び市単独事業の山間地施設型農業モデル事業等であります。 養蚕事業としては、壮蚕飼育近代化推進事業、桑園生産力増強施設事業であります。 畜産事業としては、畜産施設環境促進事業及び市単独事業の畜産経営改善事業等であります。 さらに、農業振興活性化対策として、地域営農組織育成事業及び農業振興関係団体の育成補助金等に要する経費であります。 第五目農地費十七億八千三百七十八万三千円は、農業土木課職員の人件費のほか、土地改良事業として国庫補助事業による団体営土地改良事業、県費補助事業による県単土地改良事業及び市単独による農道、水路等の新設改良、ため池改修、干ばつ対策等の事業を初め、農業基盤整備事業に対する補助金並びに県営事業として実施するたん水防除、かんがい排水緊急防災、河川応急対策、老朽ため池整備、ほ場整備等各事業の負担金及び農林漁業資金借入補給金等に要する経費であります。 第六目水田営農活性化対策費二千二百九十九万三千円は、本年度より新たに始まる水田営農活性化対策に要するものでありまして、米の需要と供給の均衡を図るため、本市に配分されました転作目標面積は、昨年より五ヘクタールが緩和され、一千八ヘクタールの目標達成に向けまして、転作作物の導入、定着化への条件整備を進めるため客土等転作整備事業並びに水田Uターン市民水田モデル事業、水田Uターン整備事業等に要する経費であります。 第七目農業構造改善事業費六千九百二十九万五千円は、中山間地農業活性化を図るための市民農園モデル園設置事業並びに農業構造改善事業の推進に要する経費であります。 第八目融資事業費三億六千四十一万二千円は、農林漁業資金借入により実施する農道の新設、改良舗装及び用排水路の改修等に要する経費であります。 第九目中核的農業者育成対策費四百八十三万一千円は、これからの農業の担い手として重要な役割を持つ農村女性のいきいきフォーラム事業、また、市単独事業としては、農業の中核的担い手となる農業後継者及び農村女性の育成、各種資格の取得研修と海外、県内外の視察研修に対する助成金並びに団体の育成補助等に要する経費であります。 第二項林業費七億六千百三十六万八千円のうち、第一目林業総務費七千八百七十六万七千円は、林務課職員の人件費のほか、市単独事業として、森林保護、林業振興の推進及び特用林産物生産振興、更には林業関係団体の育成補助金、林業施設の管理運営等に要する経費であります。 第二目林業振興費三億二千五百一万二千円は、国・県及び市単独による林業生産基盤整備事業として、林道及び作業道の開設、改良事業等のほか、治山事業の推進、農林漁業資金の借入補給金等に要する経費であります。 第三目造林費三億六十六万二千円は、市有林、分収林及び幼齢林の下刈り手入れ等保育関係事業三百二十一ヘクタールのほか、作業道の開設事業、森林景観整備事業、更には補助事業として、枝打ち、間伐実施事業、松くい虫防除対策事業等に要する経費であります。 第四目林業構造改善事業費五千六百九十二万七千円は、林業山村活力増進モデル事業及び県の補助事業として特定地域林業振興総合対策事業等に要する経費でございます。 次に、二百五十四ページを御覧いただきたいと存じます。 第十一款災害復旧費、第二項農業施設災害復旧費百万円につきましては、春の融雪災害等における崩落土処理委託料に要する経費であります。 次に、薄い方の平成五年度長野市一般会計予算の十六ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表債務負担行為のうち、農林部関係の七番から十一番までの五件について御説明申し上げます。 これは、七番、八番、九番の農業制度資金の融資に対し五年間にわたる利子補給金合計で五千七百五十四万五千円並びに十番の土地改良事業、十一番の林道事業のため農林漁業金融公庫からの借入金に対し、十六年から二十一年間にわたる補給金六億八千三百六万円の債務負担行為の設定をお願いするものであります。 次に、五十三ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第十号平成五年度長野市農業集落排水事業特別会計予算について御説明申し上げます。 この特別会計は、農業用水を保全し、生活環境の改善を図るため、農業集落の下水道整備事業を実施するため、信田東部、安庭、芋井中部の三地域の整備促進を図るもので、本年度予算の総額は、歳入歳出それぞれ十二億七千七百万円であります。 まず、五十六ページの歳出から御説明申し上げます。 第一款農業集落排水事業費十二億五千四百十六万三千円は、信田東部地区の第三年度事業及び安庭地区及び芋井中部地区の第二年度事業を予定いたしております三か所並びに新規採択箇所の事業実施に必要な調査設計委託料七千九百二十六万三千円、管路工事費十億七千五百二十四万三千円と、これに伴う人件費、事務的経費であります。 第二款公債費二千二百六十八万二千円は、市債の元利償還金であります。 第三款予備費は、十五万五千円を計上したものであります。 次に、五十四ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款分担金及び負担金九千二百六十万七千円は、受益者から徴収する事業分担金であります。 第二款県支出金七億一千三百九十五万円は、農業集落排水事業に対する県補助金であります。 第三款繰入金三千百十八万八千円は、事業の一部を補てんするため一般会計から繰入れをお願いするものであります。 第四款繰越金十五万五千円は、前年度からの繰越金を予定したものであります。 第五款市債四億三千九百十万円は、農業集落排水事業債であります。 第二表地方債につきましては、農業集落排水事業費に充てるものでございます。 次に、七十一ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第十四号平成五年度長野市農業共済事業会計予算について御説明申し上げます。 まず初めに、第二条の本年度の事業別引受予定量について御説明申し上げます。 農作物共済の引受収量は五千三百六十七トン、蚕繭共済の引受収繭量七十六トン、家畜共済引受頭数六千六百十一頭、果樹共済引受標準収穫量五千四百三十八トン、畑作物共済引受収量十五トン、そして園芸施設共済につきましては、五百四十三棟の引受を予定しております。 続いて、七十五ページの第三条収益的収入及び支出でありますが、これは収入支出とも三億四千七十万円であります。収入のうちには農家負担の軽減を図るために、一般会計から本事業会計へ二千二百万円の補助を予定しております。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 商工部長寺沢君   (商工部長 寺沢和男君 登壇) ◎商工部長(寺沢和男君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、商工部所管の予算について御説明申し上げます。 予算説明書中、百五十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第七款商工観光費は、総額九十億五千五百四十万三千円であります。 初めに、第一項商工費八十三億六千百七十七万円について御説明申し上げます。 第一目商工総務費一億六千五百十二万九千円は、商工課職員及び長野市商工振興公社への派遣職員の人件費並びに一般経常費に要する経費であります。 第二目商工業振興費七十億八千九十八万九千円は、商工業の振興に要する経費でありまして、その主なものは、中小企業の経営安定を図るための融資預託金六十五億円及び保証料二億四千四百八万一千円、長野市商工振興公社運営補助金一千二百六十万円、商工業団体等補助金五千八百五万三千円並びに商工業振興事業補助金九千四百五十万七千円であります。新たに製造業及び卸小売業に対する高速道路開通に伴う影響度調査委託料三百万円、信州博覧会出展参加委託料三千九十五万七千円であります。 第三目商工近代化促進費十億五千八百三十万九千円は、商工業の高度化及び組織化、商店街の環境整備、事業所の新増設、工場用地取得並びに公害防止施設設置等の商工業近代化の促進に要する経費でありまして、その主なものは、事業所等立地対策補助金九億九千七百九十八万円であります。 また、新たに商店街活性化のため、ミニ博物館設置事業補助金二百五十万円、商店街の街路灯の電灯料に対する補助金七百万円、商店街活性化計画策定事業補助金百万円であります。 第四目物産館費一千二十五万六千円は、市営物産館の管理運営に要する経費であります。 第五目計量検査費二百十七万二千円は、計量器の検査、量目取締り、適正計量の指導等に要する経費であります。 次に、第六目を飛びまして百六十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第二項観光費六億九千三百六十三万三千円について御説明申し上げます。 第一目観光総務費二億八千四百二十一万五千円は、観光課職員の人件費、観光宣伝、観光施設業務委託及び観光団体の事業推進に要する経費でありまして、その主なものは、観光パンフレット、ポスター制作費一千四十六万円並びに飯綱高原スキー場管理運営委託料一億一千九百四十九万七千円であります。 第二目大峰城費九百七十九万六千円は、大峰城に設置してあります「チョウと自然の博物館」の管理運営に要する経費であります。 第三目観光施設整備事業費三億八千百三万八千円は、観光施設の設置及び整備に要する経費でありまして、その主なものは飯綱高原スキー場第一リフト整備費初年分一億円であります。 第四目温湯温泉市民センター管理費一千八百五十八万四千円は、温湯温泉市民センターの管理運営に要する経費であります。 薄い方の予算書十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第二条に定める債務負担行為につきまして、第二表中十二番は、飯綱高原スキー場第一リフト整備事業費の平成五年度から平成六年度まで四億円の債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 建設部長宮沢君   (建設部長 宮沢信雄君 登壇) ◎建設部長(宮沢信雄君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、建設部所管の予算について御説明申し上げます。 初めに、予算説明書中、百六十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第八款土木費三百九十九億四千五百三十一万七千円のうち、建設部所管分二百二十六億八千七百十三万三千円につきまして御説明申し上げます。 まず、第一項土木管理費三億百六十九万八千円について御説明申し上げます。 第一目土木総務費二億八千百十四万二千円は、監理課職員の人件費等の経常的経費、道路台帳補正委託事業と市道の管理及び国・県道の道路改良等の整備促進を図る各種同盟会の負担金が主なものであります。 第二目地籍調査事業費四百七十七万一千円は、地籍調査実施済地区の修正測量委託事業に要する経費等であります。 第三目駐車場管理費一千五百七十八万五千円は、大門、緑町ほかの有料駐車場の管理運営に要する経費であります。 次に、第二項道路橋りょう費百億三千百五十万九千円について御説明申し上げます。 第一目道路橋りょう総務費四億六千四百五十一万五千円は、道路課及び一表支所土木課職員の人件費等の経常的経費が主なものであります。 第二目道路維持費四億五千四百七十五万四千円は、市道等生活道路の維持修繕に要する経費であります。 第三目道路新設改良費七十三億六千八十七万五千円は、オリンピック関連道路の整備を初め、道路の新設、改良、舗装、側溝整備工事等に要する経費であります。 第四目橋りょう維持費一千五百万円は、橋りょうの維持管理に要する経費であります。 第五目橋りょう新設改良費一億九千二百万円は、木橋の永久化及び橋りょうの新設工事に要する経費であります。 第六目交通安全施設等整備事業費十二億八千百万円は、交通の危険防止のため、踏切改良・保安設備を初め道路防災、防護柵、歩車道分離等の安全施設を設置する経費であります。 第七目道路復旧受託費二億一千八百三十六万五千円は、水道局、東京ガス、NTT等が行う地下埋設物の工事に伴う市道掘削工事の路面復旧を受託施工する経費であります。 第八目通学路整備費四千五百万円は、学童を交通事故から守るため、通学路整備に要する経費であります。 次に、第三項河川水路費二十五億三千四百六十一万一千円について御説明申し上げます。 第一目河川水路総務費一億六千百六十八万三千円は、河川課職員の人件費等の経常的経費及び各種同盟会の負担金が主なものであります。 第二目河川水路維持費九千六百二十九万九千円は、都市河川・排水路等の維持補修に要する経費であります。 第三目河川水路改修費二十二億六百十万七千円は、河川環境整備事業・都市小河川等の整備及び水害防止対策等に要する経費であります。 第四目傾斜地保全対策費六千六十九万五千円は、傾斜地の調査保全等に要する経費であります。 第五目排水機場等管理費九百八十二万七千円は、蛭川水系排水機場等の維持管理費であります。 次に、百八十三ページを御覧いただきたいと存じます。 第四項都市計画費二百十二億二千三百三十八万円のうち、建設部所管分六十三億七千九百六十二万五千円について御説明申し上げます。 第三目下水道費四十九億円は、下水道事業会計への補助金であります。 第四目都市下水路費十四億七千九百六十二万五千円は、松代一号都市下水路、篠ノ井中央二号都市下水路、神明広田都市下水路、砂田都市下水路、東福寺都市下水路、塩崎西部都市下水路等の改修工事に要する経費であります。 次に、少し飛びまして百九十八ページを御覧いただきたいと存じます。 第六項住宅費三十四億三千九百六十九万円について御説明申し上げます。 第一目住宅管理費十億四千四百八万七千円は、建築課職員の人件費等の経常的経費、市営住宅の維持修繕費、マイホームづくりを促進するための個人住宅建設資金及び福祉住宅改良資金の融資に係る預託金の経費であります。 第二目建築指導費一億九千八百十五万八千円は、建築指導課職員の人件費並びに建築指導、建築確認事務に要する経費であります。 第三目住宅建設費二十一億九千七百四十四万五千円は、オリンピック選手村となります今井ニュータウンの基本設計及び造成設計委託料並びに平成四年度国庫債務負担行為の継続事業である市営住宅上松東団地の一棟五十六戸と南市団地の一棟二十六戸の建設及び新たに着工する柳町団地一棟四十九戸の建設に要する経費であります。 次に、二百五十三ページを御覧いただきたいと存じます。 第十一款災害復旧費、第一項公共土木施設災害復旧費一千二百三十九万五千円について御説明申し上げます。 第一目平成四年災害道路復旧費六百三十九万五千円は、平成四年発生の道路関係の災害復旧に要する経費であります。 第二目平成五年災害道路復旧費三百万円は、平成五年発生予想の道路関係の災害復旧に要する経費であります。 第三目平成五年災害河川復旧費三百万円は、平成五年発生予想の河川関係の災害復旧に要する経費であります。 次に、薄い方の予算書の十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表債務負担行為の第十三番につきましては、国庫債務負担行為に基づき今井田牧線道路用地取得費について平成五年度から九年度まで三億円を、第十四番につきましては、川中島幹線道路用地取得費について平成五年度から九年度まで二億円を、第十五番につきましては、今井田牧線道路改良事業費について平成五年度から七年度まで九億円を、第十六番につきましては、公営住宅建設事業費、柳町団地について平成五年度から七年度まで九億四千五百万円の債務負担行為の設定をお願いするものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 都市開発部長宮沢君   (都市開発部長 宮沢実君 登壇) ◎都市開発部長(宮沢実君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、都市開発部所管の予算並びに議案第十一号平成五年度長野市駐車場事業特別会計及び議案第十三号平成五年度長野市都市開発事業会計の各予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、予算説明書中、百八十三ページを御覧いただきたいと存じます。 第八款土木費、第四項都市計画費二百十二億二千三百三十八万円のうち、都市開発部所管分百四十八億四千三百七十五万五千円について御説明申し上げます。 第一目都市計画総務費四億六千三百八十七万五千円の主なるものは、都市計画課、土地管理課職員の人件費等の経常経費と長野北新都市開発整備事業の調査費並びに篠ノ井駅周辺整備に係る基本設計委託、長野市の景観を守り育てる条例に基づく都市景観の向上に関する計画策定調査費等に要する経費でございます。 第二目街路事業費五十三億四千七百四十三万四千円は、新規事業として、ターミナル南通り第三期分と、継続事業であります駐車場案内システムのほか、県庁大門町線、長野駅東口線など十六路線の街路整備費及び県施行街路事業の市負担金が主なものであります。 次に、百八十八ページを御覧いただきたいと存じます。 第五目公園緑化費八十二億六千六百二十六万円は、継続事業であります南長野運動公園ほか五公園の用地買収費及び造成整備費、都市公園リフレッシュ事業ほかの整備費等でございます。 第六目公園管理費三億八百十五万六千円は、都市公園のうち、長野運動公園を除く城山公園ほか百五か所の公園並びに三百四十二か所の児童遊園地の維持管理及び施設整備に要する経費でございます。 第七目緑化推進費一億五百六十八万三千円は、街路樹管理費及び保存樹木と新設の緑化協定に係る補助金等でございます。 第八目動物園管理費三億五千二百三十四万七千円は、茶臼山動物園の子供動物園改築工事費と茶臼山動物園、同城山分園の施設整備と管理運営等に要する経費でございます。 次に、第五項土地区画整理費二十四億一千四百四十二万九千円について御説明申し上げます。 第一目区画整理事業費四億一千六百六十万一千円は、区画整理課職員の人件費、市施行による上高田第一土地区画整理事業並びに組合施行の土地区画整理事業予定地区に対する調査測量等委託料及び組合施行の土地区画整理事業に対する補助金等に要する費用でございます。 第二目都市改造事業費十五億五千四百七十万五千円は、市街地整備事務局職員の人件費並びに長野駅周辺第二土地区画整理事業の設計及び用地取得等、委託に要する経費でございます。 第三目都市再開発事業費四億四千三百十二万三千円は、北長野B一地区、長野駅前A地区等の事業計画及び事業促進計画等の作成、並びに南千歳第一地区外四地区の優良再開発建築物整備促進事業の経費でございます。 次に、薄い方の予算書の五十九ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第十一号平成五年度長野市駐車場事業特別会計予算について御説明申し上げます。 この特別会計は、長野市総合都市交通施設整備事業の一環として建設された長野駅前立体駐車場の管理運営等に要する経費でありまして、予算の総額は、歳入、歳出それぞれ八千八百十万円であります。 まず、六十一ページの歳出から御説明申し上げます。 第一款駐車場事業費二千二百七十万円は、駐車場の管理運営に要するものであります。 第二款公債費六千二百六十万円は、駐車場整備事業債に対する支払利息であります。 第三款予備費二百八十万円は、やむを得ない支出に備えるものであります。 次に、六十ページに戻っていただきまして、歳入について御説明申し上げます。 第一款使用料及び手数料八千八百十万円は、駐車場使用料を見込んだものであります。 次に、六十七ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第十三号平成五年度長野市都市開発事業会計予算について御説明申し上げます。 この事業会計は、公共・住宅関係用地・商工業用地等の取得、造成並びに売却に要する予算でございます。 まず、支出予定額の総額は、百二億一千七百万円であります。このうち、都市開発事業費用十八億六千七百万円は、事業運営に伴う所要経費でありまして、資本的支出八十三億五千万円は、各種用地の買収費並びに造成費等を計上したものであります。 次に、収入予定額の総額は、八十二億六千七百万円でございます。このうち、都市開発事業収益十八億六千七百万円は、公共・住宅関係用地・商工業用地等の売却収益などであります。 また、資本的収入六十四億円は、他会計借入金を計上したものであります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足します額十九億五千万円につきましては、当年度分損益勘定留保資金十八億五千万円及び繰越利益剰余金処分額一億円で補てんする次第であります。 次に、六十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第五条の一時借入金の限度額としまして、前年度と同額の百億円をお願いするものであります。 次に、第六条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費二千六百二十二万一千円をお願いするものであります。 次に、第七条の利益剰余金の処分として、繰越利益剰余金のうち一億円を一般会計納付積立金として予定処分するものであります。 次に、第八条の重要な資産の取得につきましては、綿内北トラックターミナル用地十二万六千平方メートル及び綿内東山工業団地用地十万八千平方メートルを取得する予定であります。 次に、十八ページに戻っていただきまして、債務負担行為について御説明申し上げます。 第二表債務負担行為のうち、都市開発部関係の第十七番から第二十番までの四件について御説明申し上げます。 第十七番都市計画道路ターミナル南通り建物補償費については、平成五年度から平成九年度まで二十一億円を、第十八番国庫債務負担行為に基づく山王栗田線立体交差事業費については、平成五年度から平成八年度まで四十八億六千五百万円を、第十九番国庫債務負担行為に基づく長野駅周辺第二土地区画整理事業の用地取得費については、平成五年度から平成九年度まで三十三億円を、第二十番長野駅東西自由通路建設に伴う建設事業費については、平成五年度から平成八年度まで九億円のいずれも債務負担行為の設定をお願いするものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 消防局長楠君   (消防局長 楠正勅君 登壇) ◎消防局長(楠正勅君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、消防局所管の予算につきまして御説明申し上げます。 予算説明書中、二百五ページを御覧いただきたいと存じます。 第九款消防費二十一億五千三百万七千円につきまして、順を追って御説明申し上げます。 第一目常備消防費十七億四千三十九万八千円は、消防局、消防署職員の人件費及び防災市民センターを含めた維持管理費、火災の予防及び鎮圧、救急活動並びに救助活動に要する経費であります。特に火災予防の面では、火事をなくする市民運動を積極的に行うとともに、不特定多数の者を収容する防火対象物からの出火防止を図るための査察と、高齢化社会に対応し、寝たきり老人家庭、身体不自由者家庭等いわゆる災害弱者家庭の訪問指導の強化、また、近年増加傾向にあります在留外国人に防火パンフレットの配布や防火教室を開催し、防火思想を高めるとともに、自主防災会の育成強化を図りながら人命と防火安全の確保を図り、安全な都市づくりを目指してまいりたいと存じます。 救急活動につきましては、新たに高規格救急車と救急救命士による高度な救急業務を開始したところですが、救急救命士を更に一名養成し、長野赤十字病院の協力を得ながら、高規格救急車の運用を一層円滑なものにしてまいります。 また、消防職員の資質の向上を図るため、消防大学校及び県消防学校へ職員を派遣いたしまして、教育訓練の充実強化と併せ職場の環境整備につきましても、一層の改善を図ってまいります。 次に、第二目非常備消防費一億六千六百四十一万三千円は、消防団の運営に必要な経費であります。 主なものといたしましては、消防団員の報酬、消防団員等公務災害補償等共済基金掛金、退職消防団員報償金、更に、消防機械器具及び器具置場等、施設の維持管理並びに消防団交付金であります。 なお、消防団員の報酬につきましては、本年度もそれぞれ引上げをいたしまして、処遇の改善を図り、消防団の活動の活性化に努めてまいります。 次に、第三目消防施設整備費二億四千四百十三万円は、消防施設の充実強化を図るための経費でありまして、機械器具の整備につきましては、ポンプ付工作車一台、消防ポンプ自動車一台、救急車一台、指令車一台を購入し、機動力を強化するとともに、無線機を購入整備し、出動隊の的確な運用に努めてまいりたいと存じます。 また、消防団関係につきましては、小型動力ポンプ付積載車五台、小型動力ポンプ五台を購入し、機動力アップを図ります。施設整備では詰所の新築三棟、消防器具置場等の改築、警鐘楼塗装等の整備に必要な経費を計上いたしたものであります。 次に、消防水利の整備につきましては、百立方メートル級耐震性防火水槽一基、四十立方メートル級防火水槽二基、二十立方メートル級防火水槽四基の新設、及び既設防火水槽の改修のほか消火栓の新設、改良、型式替など消防水利の整備を進めてまいります。 次に、第四目水防費二百六万六千円は、水防倉庫の改修工事及び水防用応急資機材の備蓄、救命胴衣の購入等水防体制の充実を図るための経費であります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。 ○議長(高川秀雄君) 教育長奥村君   (教育長 奥村秀雄君 登壇) ◎教育長(奥村秀雄君) 私から、議案第四号平成五年度長野市一般会計予算のうち、教育委員会所管の予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、予算説明書中、二百十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第十款教育費三百十九億七千九百三十三万二千円のうち、教育委員会所管分百二十五億五千二百九十五万二千円について御説明申し上げます。 まず、第一項教育総務費十億一千二百六十七万二千円のうち、第一目教育委員会費六百四万五千円は、教育委員の報酬、費用弁償等教育委員会の運営に要する経費でございます。 第二目事務局費三億一千三百十一万九千円は、教育委員会事務局職員の人件費、療養休暇等代替職員の賃金など経常的経費でございます。 第三目教育指導費四億一千五百三十万円は、児童、生徒並びに教職員の各種健康診断経費、教職員の研修及び教科研究の経費、社会科資料等の副読本の購入費、臨海学校、高原学校のためのバスの借り上げ料、児童・生徒の社会見学のためのバス借り上げ料、登山・キャンプ・体育大会等における交通費補助金、クリアウォーター市からの英語教師や高等学校生徒の受入れ、中学校・高等学校生徒のクリアウォーター市への派遣、中学校生徒の中国石家庄市への友好訪問など国際親善交流事業の経費、心身障害児の特殊教育や就学指導及び合同音楽会等に要する経費でございます。 また、日本体育・学校健康センター共済掛金、遠距離通学費等を市費負担とするなど父母負担の軽減を図る経費も計上してございます。 第四目同和教育費一億三千八十九万九千円は、学校、社会及び企業等の同和教育の啓発に要する経費、同和地区子弟の教育振興のための奨学金交付事業並びに同和対策集会所指導事業等の経費でございます。 第五目視聴覚教育費二千十六万七千円は、視聴覚教育センターの管理に要する経費のほか、学校及び社会教育に関する専門的、技術的事項の研究並びに研修会等の開催、また、地域性に立脚した視聴覚教材の制作や教材映画フィルムの整備及び視聴覚機器の購入等に要する経費でございます。 第六目理科教育センター費一千六百九十五万六千円は、理科教育センターの管理に要する経費のほか、児童・生徒の理科学習のためのバス借り上げ料、実験器具、材料等の購入に要する経費でございます。 第七目教職員住宅費七千七百九十三万八千円は、既存の教職員住宅の維持管理並びに公立学校共済組合等の資金により建設した住宅の取得に要する経費でございます。 第八目教育センター費三千二百二十四万八千円は、教育センターの管理に要する経費及び教職員の研修、児童・生徒の教育相談並びに性教育や禁煙教育など保健安全指導に要する経費でございます。 次に、第二項小学校費二十二億一千五百五十五万一千円について御説明申し上げます。 第一目学校管理費十一億八千七百六十一万六千円は、学校医等の報酬、市費負担学校職員の人件費、需用費等学校の運営に要する経常的経費のほか、高原学校、臨海学校等の運営費、小学校教育を充実するための教育機器の購入及び就学援助等に要する経費でございます。 第二目学校施設整備費二億八千八百九十七万七千円は、校舎の大規模な改修及び照明設備の増設、その他学校施設の整備や諸設備の保安点検等に要する経費でございます。 第三目小学校建設費三億八千二百八十万六千円は、湯谷小学校校舎増築及び西条小学校の校舎改築に要する経費でございます。 第四目学校水泳プール建設費三億五千六百十五万二千円は、三本柳小学校プールの建設並びに松ケ丘小学校及び加茂小学校プールの改築に要する経費でございます。 次に、第三項中学校費三十五億八千二百七万八千円について御説明申し上げます。 第一目学校管理費七億六千八百八十五万七千円は、小学校費と同様、学校医等の報酬、市費負担学校職員の人件費、需用費等学校の運営に要する経常的経費のほか、中学校教育を充実するための教育機器の購入及び就学援助等に要する経費でございます。 第二目学校施設整備費一億三千八百十一万四千円は、校舎の大規模な改修及びその他学校施設の整備や諸設備の保安点検等に要する経費でございます。 第三目中学校建設費二十六億七千五百十万七千円は、犀南地域新設中学校の用地取得並びに篠ノ井西中学校校舎の改築、若穂中学校屋内運動場の改築及び川中島中学校格技室建設に要する経費でございます。 次に、第四項高等学校費六億二千百九十五万円について御説明申し上げます。 第一目学校管理費五億九千五十五万円は、市立皐月高等学校の教職員の人件費及び学校医等の報酬その他需用費等学校の管理運営に要する経費のほか、高校教育を充実するための教育機器購入等に要する経費でございます。 第二目学校施設整備費三千百四十万円は、校舎の整備に要する経費でございます。 次に、第五項社会教育費二十八億六千九百五十八万一千円について御説明申し上げます。 第一目社会教育総務費二億六千二百五十四万四千円は、社会教育の振興を図るため、社会教育事業及び関係団体の育成や活動助成、野外彫刻賞事業に要する経費、芸術文化団体の育成助成など芸術文化の振興事業等に要する経費のほか、松代城跡及び旧文武学校槍術所の保存整備等、文化財の保護を図るために要する経費でございます。 第二目公民館費七億五千二百十一万円は、公民館の管理運営等の経費のほか、生涯学習の推進を図るための経費、成人学校及び各種学級講座の開設、地域公民館の運営交付金及び新築、増改築の補助並びに松代文化ホール、篠ノ井市民会館及び蔵春閣の管理運営や施設整備に要する経費でございます。 第三目図書館費二億九千八百六十二万七千円は、図書館の管理運営及び施設整備に要する経費のほか、本館並びに移動図書館、分室、市民文庫等の図書購入に要する経費でございます。 第四目博物館費一億七千百三十万五千円は、博物館及び自然史館の管理運営費のほか、企画展示等に要する経費でございます。 第五目松代藩文化施設費一億二千百二十万六千円は、真田宝物館をはじめとする松代藩文化施設の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 第六目青少年対策費一億一千八百七十六万四千円は、青少年の健全育成を図るため、青少年育成諸団体に対する活動助成及び地域と学校の連携、横浜市との交流、環境浄化活動等の諸事業に要する経費並びに青少年錬成センターの施設整備等に要する経費でございます。 第七目少年補導センター費二千百七十三万六千円は、少年補導センターの管理運営費のほか、少年の補導及び相談事業に要する経費でございます。 第八目公民館建設費七億四十七万九千円は、更北公民館の改築に要する経費のほか、既存公民館の施設整備に要する経費でございます。 第九目埋蔵文化財センター費三億五千六百十七万四千円は、埋蔵文化財センターの管理運営費並びに芹田東沖遺跡など埋蔵文化財の発掘調査に要する経費でございます。 第十目少年科学センター費六千六百六十三万六千円は、少年科学センターの管理運営及び展示物品等施設整備に要する経費でございます。 次に、第六項保健体育費二百十六億七千七百五十万円のうち、教育委員会所管分二十二億五千百十二万円について御説明申し上げます。 第一目保健体育総務費二億五千二百四十八万円は、スポーツ振興基金積立金、各種スポーツの普及、オリンピック少年少女友の会及び体力向上の事業推進のための経費、青少年スポーツ育成費、体育協会等体育団体に対する活動助成費、各種競技大会の共催負担金並びに地区スポーツ振興等に要する経費でございます。 第二目体育施設費百九十九億八千九百六十一万二千円のうち、教育委員会所管分五億六千三百二十三万二千円は、御厨公園多目的広場への夜間照明設備の設置及び犀川第二運動場内へのサッカー場建設に要する経費のほか、既存体育施設の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 第三目学校給食センター管理費十二億百十一万九千円は、第一、第二及び第三学校給食センターの管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 第四目長野運動公園管理費二億一千百二十三万円は、運動公園内にあります各種体育施設の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 第五目市民体育館管理費二千三百五万九千円は、真島にございます市民体育館の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 次に、薄い方の予算書の十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表債務負担行為の、二十二番、公立学校教職員住宅購入費三千百八十三万六千円は、松代町豊栄地籍に建設される校長住宅の購入費でございます。二十三番、体育館施設整備事業費六百五十五万円は、テニスコート等のオープン前整備工事費でございまして、いずれも債務負担行為の設定をお願いするものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 公営企業管理者内田君   (公営企業管理者 内田将夫君 登壇) ◎公営企業管理者(内田将夫君) 私から、水道局所管の予算について御説明申し上げます。 まず、議案第十五号平成五年度長野市水道事業会計予算について御説明申し上げます。 薄い方の予算書七十八ページを御覧いただきたいと存じます。 水道事業費用五十六億八千七百三十万円と資本的支出二十七億三千九十万円を合計しました支出予算の総額は、八十四億一千八百二十万円であります。 また、水道事業収益五十七億四千六百八十万円と資本的収入十二億百七十万円を合計しました収入予算の総額は、六十九億四千八百五十万円であります。 次に、内容について御説明申し上げます。 第三条の収益的収入及び支出は、事業運営に要する一般的な経常収支でありまして、本年度も、より一層の効率化を図り、各科目にそれぞれ計上したものであります。 第四条の資本的収入及び支出は、水道施設の建設改良費並びに企業債の償還にかかわる支出と、その財源をそれぞれの科目に計上したものであります。 その収支差引きは、十五億二千九百二十万円の収入不足となっておりますが、これにつきましては、過年度分損益勘定留保資金五億七千八十七万五千円、当年度分損益勘定留保資金九億一千八百四万三千円及び当年度分消費税資本的収支調整額四千二十八万二千円で補てんするものであります。 建設改良費の主なものは、水道拡張費九億三千八百四十七万六千円、配水施設費五億四千二百九十一万七千円であります。 本市の水道も九十九・六%の高普及率となり、ほぼ全戸が上水道化されました。 これからは、水量、水圧、水質等、より高い水準を求められ、これにこたえられる給水サービスが課題となってまいります。 このため出水不良の解消、三階直結給水の対策といたしまして、犀川系、夏目系の送配水幹線の整備、老朽管の布設替、さらには人口増加地域への配水管の新設及び増口径布設替を実施してまいりたいと考えております。これに要する費用として十一億七千二百六十七万五千円を予定するものであります。 また、水質につきましては、厚生省の生活環境審議会が水道水の水質基準を大幅に見直す答申をしたことから、水質検査項目を拡大、強化する法の改正が行われ、平成五年十二月から施行されることになりましたので、当市といたしましても、水質検査機器の購入等を行い、検査体制の充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、八十ページを御覧いただきたいと存じます。 第五条に定める債務負担行為につきましては、湯谷加圧ポンプ場ポンプ設備及び電気設備事業費二億一千万円をお願いするものであります。 続いて、議案第十六号平成五年度長野市下水道事業会計予算について御説明申し上げます。 薄い方の予算書八十四ページを御覧いただきたいと存じます。 下水道事業費用五十七億七千九百二十万円と資本的支出百十二億一千百三十万円を合計しました支出予算の総額は、百六十九億九千五十万円であります。 また、下水道事業収益五十五億八千五十万円と資本的収入九十四億七百四十万円を合計しました収入予算の総額は、百四十九億八千七百九十万円であります。 次に、内容について御説明申し上げます。 第三条の収益的収入及び支出は、事業運営に要する一般的な経常収支でありまして、本年度も、より一層の効率化を図り、各科目にそれぞれ計上したものであります。 第四条の資本的収入及び支出は、公共下水道及び流域下水道等の建設費並びに企業債の償還にかかわる支出と、その財源をそれぞれの科目に計上したものであります。 その収支差引きは、十八億三百九十万円の収入不足となっておりますが、これは過年度分損益勘定留保資金六億四千六百二十三万一千円、当年度分損益勘定留保資金九億五千二十四万九千円、過年度分消費税資本的収支調整額一億七千七百九十三万五千円及び当年度分消費税資本的収支調整額二千九百四十八万五千円で補てんするものであります。 建設改良費の主なものは、公共下水道事業費四十億九千四百万円、流域下水道事業費四十四億五千九十一万五千円であります。 まず、公共下水道事業費の内容から申し上げますと、国庫補助事業費二十二億八千九百万円、単独事業費十八億五百万円であります。 これを施設別に申し上げますと、終末処理場の整備に十三億六千九百万円、汚水管の整備に二十二億六千万円及び雨水きょの整備に四億六千五百万円であります。 終末処理場の整備につきましては、新規事業として、東部終末処理場特高受変電設備工事、継続事業として、東部終末処理場汚泥焼却炉建設工事を実施する予定であります。 汚水管の整備につきましては、安茂里一号汚水幹線のほか、主要な幹線及び準幹線の整備を実施する一方、古牧、大豆島、安茂里地区の枝線を重点に整備し、おおむね百八十五ヘクタールの面整備の拡大を図り、安茂里地区においては一部供用開始をする予定になっております。 雨水きょの整備につきましては、南部一号雨水幹線工事等を実施する予定であります。 次に、流域関連公共下水道事業につきましては、下流処理区では、朝陽一号汚水幹線のほか、主要な幹線及び準幹線の整備を実施する一方、古里、柳原地区の枝線を重点に整備し、おおむね百二十五ヘクタールの面整備の拡大を図る予定であります。また、新たに若穂綿内地区にも着手してまいりたいと考えております。 上流処理区につきましては、川中島一号汚水幹線のほか、主要な幹線及び準幹線の整備を実施する一方、真島、青木島地区等の枝線工事を実施してまいりたいと考えております。 下流及び上流処理区の汚水管に要する費用として、国庫補助事業費三億六千二十二万円、単独事業費三十億一千四百万円を予定するものであります。 雨水きょの整備につきましては、運動公園雨水調整池築造工事等に二億八千四百七十八万円を予定するものであります。 次に、流域下水道事業費について申し上げますと、長野県が施行しております千曲川流域下水道上流処理区及び下流処理区にかかわる幹線管きょ工事並びに終末処理場建設に対する負担金七億九千百九十一万五千円を予定するものであります。 次に、飯綱地区の特定環境保全公共下水道事業につきましては、引き続き公共下水道への接続するための連絡管工事を実施し、新たに枝線工事に着手してまいりたいと考えております。これに要する費用として、六億二千七百万円を予定するものであります。 次に、八十六ページを御覧いただきたいと存じます。 第五条に定める債務負担行為につきましては、平成五年度東部終末処理場特高受変電設備、汚泥処理監視制御設備工事に伴う日本下水道事業団委託事業費八億七千万円及び長野市水道局排水設備・水洗便所築造資金貸付規程に基づいて、市内金融機関が平成五年度に四億四千六百三万三千円を限度として融資した場合の損失補償金についての債務負担行為の設定をお願いするものであります。 以上で説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) この際、ここで十分程度休憩いたします。   午後 二時四十七分 休憩   午後 三時  七分 再開 ○議長(高川秀雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案説明を継続いたします。 助役山岸君   (助役 山岸勲君 登壇) ◎助役(山岸勲君) 私から、本市議会定例会に提出いたしました補正予算並びに条例の制定、改正及び廃止、その他の議案につきまして御説明申し上げます。 初めに、議案第二十三号平成四年度長野市一般会計補正予算について御説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ三十七億八千百八十八万一千円を追加するものでありまして、主なものは、減債基金積立金、道路橋りょう費、街路事業費、松ケ丘小学校プール建設用地費並びに千曲川リバーフロントスポーツガーデンクラブハウス建設用地費であります。 財源といたしましては、市税、地方交付税、市債等であります。 以下、その内容につきまして、歳出から款を追って御説明申し上げます。 第二款総務費は、第一項総務管理費十七億八千七百十万一千円の追加でありまして、職員の退職手当六億五十万円、減債基金積立金九億一千九百九十五万四千円、北陸新幹線鉄道整備事業に係る日本鉄道建設公団補助金二億一千六百五万八千円が主なものであります。 第三款民生費は、第一項社会福祉費七千六十三万六千円の追加でありまして、老人保健医療特別会計繰出金六千六百八十九万七千円が主なものであります。 第四款衛生費は、四千五百十二万八千円の減額でありまして、第一項保健衛生費一億二千八百七十五万四千円の減額は、病院事業会計出資金一億三千二百二十万円が主なものであります。 第二項清掃費八千三百六十二万六千円の追加は、し尿くみ取委託料六千九百六十八万三千円が主なものであります。 第六款農林業費は、第一項農業費二千百万円の減額で、土地改良事業費であります。 第八款土木費は、十七億五百五十八万五千円の追加でありまして、第二項道路橋りょう費九億一千七百七十一万四千円の追加は、道路新設改良費八億三千四百八十万円が主なものであります。 第三項河川水路費五千三百十万円の追加は、河川水路改修費二千八百万円が主なものであります。 第四項都市計画費七億二千六百六十七万一千円の追加は、街路事業費五億百六十五万円、下水道費三億円を追加するほか、公園緑化費八千百七十七万九千円を減額するものが主なものであります。 第五項土地区画整理費八百十万円の追加は、区画整理事業費であります。 第十款教育費は、二億八千四百六十八万七千円の追加でありまして、第二項小学校費一億四千六十八万一千円の追加は、学校用地取得費であります。 第六項保健体育費一億四千四百万六千円の追加は、体育施設用地取得費であります。 次に、歳入について御説明申し上げます。 第一款市税三億五千七百四十六万六千円は、今後見込まれる個人市民税二億七千七百四十六万六千円及び固定資産税八千万円を予定するものであります。 第七款地方交付税は、二十七億三百八十万八千円の追加でありまして、普通交付税二十二億三百八十万八千円及び特別交付税五億円を見込んだものであります。 第十款使用料及び手数料五千二十万一千円の追加は、衛生手数料であります。 第十一款国庫支出金五千百十万円の追加は、土木費国庫補助金であります。 第十二款県支出金は、二千九百万七千円の追加でありまして、土木費県補助金三千四百八十四万円を追加するほか、農林業費県補助金八百四十万円を減額するものが主なものであります。 第十四款寄附金五千五十八万九千円の追加は、総務費寄附金であります。 第十五款繰入金一億三千二百二十万円の減額は、市民病院建設基金繰入金であります。 第十七款諸収入四千七百三十一万円の追加は、土木費受託事業収入であります。 第十八款市債六億二千四百六十万円の追加は、総務債二億五百十万円、土木債二億七千十万円及び教育債一億四千九百四十万円であります。 以上、歳入歳出補正予算の内容につきまして御説明申し上げましたが、これによりまして歳入歳出予算の総額は、それぞれ一千百九十七億五千二百九十万四千円となります。 次に、第二表繰越明許費について御説明申し上げます。 林道吉原線開設事業費ほか二事業が、年度内に執行できない見込みとなりましたので、予算額を翌年度に繰越しするものであります。 次に、第三表債務負担行為補正について御説明申し上げます。 追加の四十五は、平成四年度国庫債務負担行為に基づく丹波島小市線の都市計画道路改良事業費六千七百万円であります。 追加の四十六は、平成四年度国庫債務負担行為に基づく長野駅東口線の都市計画道路改良事業費であります。 続いて、第四表地方債補正につきましては、総務事業費ほか四事業費について借入限度額を変更するものであります。 次に、議案第二十四号平成四年度長野市老人保健医療特別会計補正予算について御説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ四億一千九百万円を追加するものでありまして、歳出では、平成四年度の医療費の増高に伴い医療給付費を増額するものであります。 歳入では、支払基金交付金一億八千九百六十万六千円、国庫負担金五千三百九万八千円及び一般会計からの繰入金六千六百八十九万七千円を追加するものが主なものであります。 次に、議案第二十五号平成四年度長野市農業集落排水事業特別会計補正予算は、信田東部地区に係る農業集落排水事業が年度内に執行できない見込みとなりましたので、予算額を翌年度に繰越しするものであります。 次に、議案第二十六号平成四年度長野市都市開発事業会計補正予算は、都市開発事業収益で用地売却事業の減により八億七千万円を減額し、都市開発事業費用は、用地売却に係る原価を同額減額するものであります。 資本的収入十三億百八十五万二千円の追加は、他会計借入金十三億円及びその他資本的収入百八十五万二千円を、それぞれ追加するものであります。 資本的支出三十三億六千六百六十二万二千円の減額は、用地買収費三十一億四千八百万円、測量等委託料九百六十二万二千円、負担金四千万円及び建設利息一億六千九百万円を、それぞれ減額するものであります。 次に、議案第二十七号平成四年度長野市下水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。 下水道事業収益五十八万五千円の追加は、固定資産売却益であります。 資本的収入二億八千三百五十六万九千円の追加は、一般会計補助金三億円及び固定資産売却代金五十五万四千円をそれぞれ追加するほか、水洗便所等築造資金貸付預託金収入一千六百九十八万五千円を減額するものであります。 資本的支出一千六百九十八万五千円の減額は、水洗便所等築造資金貸付金を減額するものであります。 次に、議案第二十八号平成四年度長野市病院事業会計補正予算について御説明申し上げます。 資本的収入三億八千三百二十万円の減額は、企業債二億五千百万円及び一般会計からの出資金一億三千二百二十万円をそれぞれ減額するものであります。 資本的支出三億八千三百二十万円の減額は、建築主体工事の本年度分病院建設費を減額するものであります。 次に、債務負担行為の補正につきましては、市民病院外構工事費等を新たに加え、長野市民病院建設事業費の限度額を百二十七億一千百九十五万七千円に変更するものであります。 次に、議案第二十九号長野市の休日を定める条例及び長野市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、本年五月一日から職員の完全週休二日制を実施するため、関係条例を改正するものでありまして、第一に、長野市の休日を定める条例につきましては、すべての土曜日を市の休日とし、第二に、長野市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例につきましては、すべての土曜日を勤務を要しない日とするものであります。 また、これに伴いまして、長野市一般職の職員の退職手当に関する条例につきまして所要の改正をするものであります。 次に、議案第三十号長野市選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、市議会議員の選挙において、新たに選挙公報を発行することに伴い所要の改正をするものであります。 次に、議案第三十一号長野市国土利用計画審議会条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 これは、昨年九月市議会定例会におきまして本市の国土利用計画が策定され、設置の目的を達成いたしましたので廃止するものであります。 次に、議案第三十二号長野市特別職の職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、本年二月八日付けの長野市特別職報酬等審議会からの答申に基づき、市議会議員の報酬月額並びに市長・助役及び収入役の給料月額を改定するとともに、その他の特別職の職員等の給料月額及び報酬額についても均衡を考慮して改正するものであります。 次に、議案第三十三号長野市特別会計設置条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、市が管理しております公共施設等に係る水道料金等の公共料金の支払を一括して行うことにより、関係事務の効率化を図るため、新たに公共料金等支払特別会計を設置するものであります。 次に、議案第三十四号長野市国際交流基金条例について御説明申し上げます。 これは、国際化に対応する諸事業を推進し、もって市民の国際感覚の養成に資するため、長野市国際交流基金を設置することに伴い制定するものであります。 次に、議案第三十五号長野市緑の基金条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 これは、昭和四十四年に設置以来、基金を市民の健康増進のための施設の整備及び山林・原野を購入する資金に充当してまいりましたが、平成五年度において残額を飯綱高原スキー場の整備等の事業に充てるため、基金を処分することに伴い廃止するものであります。 次に、議案第三十六号長野市水田農業確立対策基金条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 これは、平成二年度から実施してまいりました水田農業確立後期対策が本年度をもちまして終了し、基金の設置目的を達成いたしますので廃止するものであります。 次に、議案第三十七号長野市児童館設置条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、新設の施設として古牧中央児童館及び下氷鉋児童センターを条例に加えるとともに、大豆島児童館を児童センターに昇格させるものであります。 次に、議案第三十八号長野市勤労青少年福祉施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、施設において開設されております教養講座の受講料につきまして、他の施設の受講料との均衡を図るため改定するものであります。 次に、議案第三十九号長野市重度心身障害児福祉年金条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、在宅の重度心身障害児の福祉の増進を図るため、障害児の保護者に支給する年金の額の一部を引き上げるものであります。 次に、議案第四十号長野市在宅福祉介護料支給条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、二十歳以上の在宅の重度心身障害者の福祉の増進を図るため、介護料の一部を引き上げるものであります。 次に、議案第四十一号長野市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、給付金の支給対象者の範囲を拡大すること等に伴い改正するものであります。 改正の主な内容は、乳幼児医療について、一歳未満児に係る所得制限を廃止することにより、すべての一歳未満児について、通院の場合も給付の対象とするものであります。 次に、議案第四十二号長野市保健保養訓練センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、委託料等諸経費の上昇のためセンターの使用料を改定するとともに、日帰りによりセンターを利用する場合の使用料を新たに定め、これに関係する条文の整備をするものであります。 次に、議案第四十三号長野市商工業振興条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、昨年十二月二十八日付けの長野市商工業振興審議会からの答申に基づき、助成内容を充実することに伴い改正するものであります。 改正の内容は、商店街環境整備事業につきまして、街路灯の設置要件を十灯以上から五灯以上に、商店街駐車場設置事業につきまして、駐車場の面積要件を三百平方メートル以上から二百平方メートル以上にそれぞれ引き下げ、商工団体指導育成事業につきまして、中小企業団体が組合会館を設置した場合の助成金の限度額を三百万円から三百五十万円に引き上げるとともに、新たに助成事業といたしまして商店街における街路灯及びアーケードの電灯料に対し百分の二十以内の助成を、活性化計画の策定事業に対し三分の一以内の助成をそれぞれ行うものであります。 次に、議案第四十四号道路法に基づく自動車駐車場の駐車料金徴収条例について御説明申し上げます。 これは、ターミナル南通りに隣接して建設中の長野駅前立体駐車場が完成し、本年六月から供用を開始いたしますので、この駐車料金を徴収するため制定するものであります。 次に、議案第四十五号長野都市計画長野駅周辺第二土地区画整理事業施行条例について御説明申し上げます。 これは、長野駅東口における機能的で魅力あるまちづくりを推進するため、都市計画事業として施行いたします土地区画整理事業につきまして、審議会の設置、宅地の地積の決定及び評価の方法、清算金の算定の方法等、事業の施行に必要な事項を定めるため制定するものであります。 次に、議案第四十六号長野市立高等学校授業料、入学料及び入学審査料徴収条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、県立高等学校の授業料が改定されますので、市立皐月高等学校の授業料につきましても、これに準じて改定するものであります。 次に、議案第四十七号長野市立博物館条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、プラネタリウム及び茶臼山自然史館の入館料につきまして、近隣の類似施設との均衡を図るため、改定するものであります。 次に、議案第四十八号長野市営運動場条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、新設運動場として建設中の裾花体育館が完成いたしますので、これを条例に加えるものであります。 次に、議案第四十九号長野市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、平成五年度から施行いたします第七期拡張事業について認可申請を行うため、水道事業の給水人口、一日最大給水量及び給水区域を改めるものであります。 次に、議案第五十号長野市消防職員の定員、任免、給与、分限、懲戒及び服務に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、長野市消防局の組織を充実強化するため、消防職員の定員を増員するものであります。 次に、議案第五十一号長野地域広域行政事務組合規約の変更について御説明申し上げます。 これは、本年四月一日から老人ホームへの入所に係る措置の権限が町村へ委譲され、町村が行う入所事務の一部を本組合が共同で処理することになること等に伴い変更するものでありまして、地方自治法第二百九十条の規定によりまして、議会の議決をお願いするものであります。 変更の主な内容は、本組合の名称を「長野広域行政組合」に改め、共同処理する事務に、老人ホーム入所判定委員会の設置及び運営に関する事務を加えるものであります。 次に、議案第五十二号第二次長野市総合基本計画基本構想の補正について御説明申し上げます。 第二次長野市総合基本計画基本構想につきましては、昭和六十一年六月市議会で御決定をいただき、更に、平成元年六月市議会で一部補正をいただきまして、市政遂行の基本指針としてまいりましたが、その後の社会経済情勢の変化に対応し、一九九八年オリンピック冬季競技大会の開催や、高速道及び北陸新幹線の開通後をにらんだ新しいまちづくりの指針とするため補正を行うものであります。 補正に当たりましては、市議会議員さん初め各界の代表者等による長野市総合計画審議会で御審議をいただきまして、去る二月一日に答申をいただきましたので、この答申に沿いまして補正いたしたく、地方自治法第二条第五項の規定によりまして、議会の議決をお願いするものであります。 次に、議案第五十三号農業共済事業に要する事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることについて御説明申し上げます。 これは、平成五年度において長野県農業共済組合連合会から市に賦課される賦課金の支払いに充てる金額について、加入者に賦課するに当たり賦課総額及び共済目的ごとの賦課単価を定めるため、長野市農業共済条例第五条第二項の規定によりまして、議会の議決をお願いするものであります。 次に、議案第五十四号から議案第五十七号までの四件につきましては、いずれも土地の買入れについてでありまして、一括して御説明申し上げます。 まず、議案第五十四号土地の買入れにつきましては、五明西寺尾線用地として買い入れるものでありまして、買入れ予定面積七千二百八十三・九八平方メートル、買入れ予定価格二億九千六百十一万四千八百十九円で、長野市土地開発公社から買い入れるものであります。 次に、議案第五十五号土地の買入れにつきましては、南長野運動公園用地として買い入れるものでありまして、買入れ予定面積三万二千百二十八・五一平方メートル、買入れ予定価格十四億四千六十一万八千三百九十八円で、長野市土地開発公社から買い入れるものであります。 次に、議案第五十六号土地の買入れにつきましては、飯綱高原東第三グラウンド用地として買い入れるものでありまして、買入れ予定面積一万五千九百四十五平方メートル、買入れ予定価格二億三千五百四十七万四千六百九十四円で、長野市土地開発公社から買い入れるものであります。 次に、議案第五十七号土地の買入れにつきましては、ボブスレー・リュージュ競技会場用地として買い入れるものでありまして、買入れ予定面積十六万八十六・六一平方メートル、買入れ予定価格五億三千四百八十八万七千九百十円で、長野市土地開発公社から買い入れるものであります。 以上四件、いずれも議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定によりまして、議会の議決をお願いするものであります。 次に、議案第五十八号から議案第六十五号までの八件につきましては、いずれも工事請負契約の締結についてでありまして、一括して御説明申し上げます。 まず、議案第五十八号今井田牧線道路改良工事につきましては、去る二月十九日に建設業者十一社による指名競争入札を行いましたところ、八千九百九十一万九千円で、長野市中御所四丁目七番二号、岡沢建設株式会社代表取締役岡沢鶴夫に落札いたしたものであります。 次に、議案第五十九号大座法師池西高線バス路線対策工事につきましては、去る二月十九日に建設業者八社による指名競争入札を行いましたところ、九千五百八十九万三千円で、長野市七瀬中町四十一番地二、長野機材株式会社取締役社長桑原真一に落札いたしたものであります。 次に、議案第六十号(仮称)オリンピック冬季競技大会アイスホッケーA会場建設建築主体工事につきましては、去る二月十九日に建設共同企業体六社による指名競争入札を行いましたところ、七十二億一千万円で、大成・佐藤・守谷・長野建設共同企業体代表者、東京都新宿区西新宿一丁目二十五番一号、大成建設株式会社取締役社長里見泰男に落札いたしたものであります。 次に、議案第六十一号(仮称)氷鉋総合福祉センター建設建築主体工事につきましては、去る二月十九日に建設共同企業体七社による指名競争入札を行いましたところ、五億三千七百六十六万円で、松代・中部建設共同企業体代表者、長野市青木島町一丁目二番一号、松代建設工業株式会社代表取締役湯本正衛に落札いたしたものであります。 次に、議案第六十二号(仮称)氷鉋総合福祉センター建設機械設備工事につきましては、去る二月十九日に建設共同企業体七社による指名競争入札を行いましたところ、一億六千六十八万円で、新設・高田建設共同企業体代表者、長野市青木島町綱島三百十番地、新設工業株式会社代表取締役工藤洋吉に落札いたしたものであります。 次に、議案第六十三号(仮称)ふれあい福祉センター建設建築主体工事につきましては、去る二月十九日に建設共同企業体七社による指名競争入札を行いましたところ、九億七千八百五十万円で、鹿熊・大久保建設共同企業体代表者、長野市大字鶴賀緑町一千六百三十一番地三、株式会社鹿熊組代表取締役鹿熊肇に落札いたしたものであります。 次に、議案第六十四号(仮称)ふれあい福祉センター建設電気工事につきましては、去る二月十九日に電気工事業者十一社による指名競争入札を行いましたところ、九千四百七十六万円で、長野市中御所三丁目十番八号、宝電業株式会社代表取締役社長小山芳孝に落札いたしたものであります。 次に、議案第六十五号(仮称)ふれあい福祉センター建設機械工事につきましては、去る二月十九日に建設共同企業体七社による指名競争入札を行いましたところ、二億百八十八万円で、信濃企業・吉恵建設共同企業体代表者、長野市新諏訪町八百五十五番地、信濃企業株式会社代表取締役橋爪一二三に落札いたしたものであります。 以上八件、工事請負契約を締結いたしたく、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定によりまして、議会の議決をお願いするものであります。 以上で、補正予算並びに条例の制定、改正及び廃止、その他の議案の説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(高川秀雄君) 以上で説明を終わります。 次に、報告第一号及び報告第二号、以上二件一括理事者より報告を求めます。 助役山岸君   (助役 山岸勲君 登壇) ◎助役(山岸勲君) 私から、報告案件につきまして御説明申し上げます。 初めに、報告第一号自動車事故による損害賠償額につきましては、平成四年十一月十二日に北安曇郡白馬村大字北城の村道交差点で発生いたしました自動車事故による損害賠償額についてでありまして、当事者間において協議を重ねてまいりました結果、損害賠償額二十三万八千百四十八円で示談が成立いたしましたので、地方自治法第百八十条第一項の規定により専決処分いたしたものでありまして、同条第二項の規定によりまして報告申し上げるものであります。 次に、報告第二号平成五年度長野市土地開発公社事業計画につきましては、地方自治法第二百四十三条の三、第二項の規定によりまして、同公社に係る平成五年度の事業計画及び予算等を提出するものであります。 予算は、収益的支出と資本的支出を合わせまして五百六十八億四千二百万円、収益的収入と資本的収入を合わせまして二百二十億八千九百万円であります。 この事業の内容は、本市の策定いたします計画に基づきまして、道路、公園、教育、商工業、社会福祉、オリンピック関係等市民生活に必要な公共事業用地等の先行取得、造成その他管理及び処分とあっせん等業務並びに土地造成事業を行うものであります。 以上で報告案件の説明を終わります。 ○議長(高川秀雄君) 以上、報告のとおりであります。 次に、日程に従い、議案第六十号工事請負契約の締結について、これより議案の質疑に入ります。 質疑を行います。 議案第六十号工事請負契約の締結について。 三十五番今井君 ◆三十五番(今井寿一郎君) 数点について質問いたします。 ただ今、本件につきまして助役の方の御説明ですと、これは入札をした結果こうなったということを言っておられましたけれども、新聞を読む限りにおいては必ずしも、その入札自身がイレギュラーといいますか正当な入札ではないと、正常でないというふうにもとられますが、その点についてもう一度御説明いただきたいことが一点。 それから、聞くところによりますとアイスホッケーA会場の敷地につきまして、対象施設の敷地については、まだ一部未買収だという話も聞いておりますけれども、そうだとした場合にこのような工事計画を進んで先にやるということはどんなものか、これについての御意見を聞きたい。 それから、御存じのとおり本件につきましては入札前後の当座、大変新聞紙上で談合入札ということで言われたわけでございますが、その後新聞を見ておりますと一つの新聞の中に、市役所へ直接その情報が入ったということが書いてありますけれども、その情報の有無とそれについての対応、それもちょっとお聞かせいただきたい。 それから最後に、いずれにしましてもこの談合入札の問題は、御存じのとおり市民病院の建設以来の話の出ている問題でございまして、それとの関連もありますので、ひとつここで市民病院の入札時の談合問題と、それから今回の談合問題についてもその経過並びに今後の市の対応措置についてできるだけ詳しく教えていただきたい。 以上です。 ○議長(高川秀雄君) オリンピック局長山口君 ◎オリンピック局長(山口純一君) お答えいたします。 私から、今回の入札について不成立ではないかという情報があったということでございますけれども、財政当局から私の方へいただいている経過では、三回にわたる入札で予定額に達せず、その後最低額の入札者と話合いの上、予定額に達し、七十億円の入札がなされたということを聞いております。報道の一部が当時の状況を正確に伝えていたかどうかについては、正確に聞いておりません。 それから、この施設の建設予定地に未買収地があるということでございますけれども、現在買収について関係方面で当たっております。ただ、現在建設予定をしております場所は、直接未買収の地点とはかかわりがないということを聞いております。 なおまた、談合の情報については私どもの方へは直接何ら情報が入ってきておりません。 ○議長(高川秀雄君) 財政部長尾畑君 ◎財政部長(尾畑敏隆君) 談合問題についてでございますが、市民病院、あるいはアイスホッケーA会場の入札の前日等に某新聞社等から契約課長のところに情報が寄せられたというふうに聞いているところでございます。 よって、市当局といたしましては、市民病院のときには入札の事前に各社等の意見を聴取し、そういう談合の関係はないというようなことでございましたので、入札を進めさせていただいたという経過でございます。 また、アイスホッケーA会場につきましては、これにつきましても前日某新聞社から情報が寄せられたわけでございました。このときには契約課長が対応したわけでございますけれども、その前、一月二十九日等に事前説明会におきまして、強く談合等不正、不公平のようなことがないように周知をして進めさせていただいたものでございまして、これにつきましては事後ではございましたけれども、大手企業、あるいは市内の会長さんをお呼びいたしまして直接お聞きした結果、そういうことはないと、談合のことはないというようなことでございました。 よって、正式な入札と我々としては考えているところでございます。 なお、今後のこういうことに対しましての対応策でございますけれども、市当局には捜査権、あるいは調査権というのはございませんけれども、もしそういうことが起こり得るということになってきますと、事前にやはり事情聴取をし、毅然たる態度で市当局は進めさせていただきたいと、こういうふうに考えているところでございます。 以上です。   (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(高川秀雄君) 進行いたします。 以上で質疑を終結いたします。 本件につきましては、お手元に配布いたしました委員会付託表のとおり、総務委員会に付託いたします。 委員会審査のため、暫時休憩いたします。   午後 三時四十八分 休憩   午後 四時 十九分 再開 ○議長(高川秀雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第六十号工事請負契約の締結について、本件を議題といたします。 委員会の審査が終了しておりますので、これより委員会の審査の経過並びに結果について、委員長から報告を求めます。 総務委員会委員長北野隆雅君   (総務委員会委員長 北野隆雅君 登壇) ◆総務委員会委員長(北野隆雅君) 十三番北野隆雅でございます。 私から、本市議会定例会におきまして本総務委員会に付託されました議案の審査の結果につきまして御報告申し上げます。 審査の結果につきましては、お手元に配布されております総務委員会決定報告書のとおり決定した次第であります。 以上で報告を終わります。 ○議長(高川秀雄君) 議員各位にお諮りいたします。 ただ今行いました委員長報告に対する質疑、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(高川秀雄君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに採決に入ります。 採決を行います。 議案第六十号工事請負契約の締結について、以上一件委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○議長(高川秀雄君) 賛成多数と認めます。 よって、委員長報告のとおり可決されました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 明四日より七日までの四日間は議案調査のため休会とし、次の本会議は八日午前十時に開き、市行政事務一般に関する質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。   午後 四時二十二分 散会...